あっ危ないっ! 高速道路「事故」約半分は「よそ見」が原因!? 何より気を付けたい渋滞時の「注意事項」とは

高速道路で最も気を付けたいのは「スマホ」の扱いだ!

 また、例えば長いトンネル走行から脱出したときや、防音壁の隙間からちらりと外の景色が望めたときには、つい別の景色が気になるものです。

 あるいは空港に近い高速道路では、間近に飛行機の離着陸が見えたり、有名な景勝地やアミューズメントパークが見えると、一瞬視線を別のところへ移してしまうケースもあります。

 ついついよそ見したくなるところですが、ドライバーはグッと我慢をしましょう。

高速走行中のみならず、渋滞路でもドライバーがスマートフォンを操作するのは絶対にNGです[画像はイメージです]
高速走行中のみならず、渋滞路でもドライバーがスマートフォンを操作するのは絶対にNGです[画像はイメージです]

 一方車内では、高速道路運転中にエアコンやカーオーディオ、ナビゲーションの操作を行うこともありますが、いずれも温度や音量といった一瞬のダイヤル操作などで済むものがほとんどです。

 最も注意したいのが、スマートフォンの扱いです。近年の事故原因としても挙げられています。

 メッセージアプリの受信音が聞こえたり、スマホナビの案内設定が気になったり、あるいは音楽アプリをさわりたくなったなど、スマホが気になってよそ見運転をしてしまうドライバーが急増していると、警察庁などでは注意を呼び掛けています。

 例えば時速100キロで走行中、ドライバーが2秒よそ見運転をしていたとすると、クルマはその間に56mも進みます。

 よそ見運転で56m進んでいる間、周囲の状況が大きく変わることもあり、その結果、危険回避の判断が遅れて重大な事故につながってしまうケースがあります。

 しかし速度が低い渋滞区間でも油断はできません。

 むしろ手元のスマートフォンをいじり出してしまい前方不注意となり、軽微な追突事故を起こすケースが増えているようです。

 高速走行時のような重大性はないものの、こうしたちょっとした事故がきっかけで、その後の渋滞状況に大きな影響を及ぼすことは、ドライバーなら一度は経験があることでしょう。

 最近では、よそ見運転を警告する後付けの商品も販売されるようになりました。

 ドライバーの目の動きを感知して警告音を鳴らす「居眠り・よそ見感知装置」や、スマホのナビアプリを手元で操作できる「ナビアプリ用リモコン&ホルダー」などのほか、レーダーで先行車との車間距離を測定し、近づき過ぎると警報する「衝突回避アラーム」もあります。

 また国内外の最新モデルでは、ドライバーの安全走行を支援する先進運転支援機能や、スマホを安全に操作する音声認識機能なども備わっているので、有効活用するようにしましょう。

※ ※ ※

 大小にかかわらず、クルマの事故を起こしてしまうと、楽しみにしていた行楽も全てが台無しになります。特に高速走行中では、人命にかかわる重大な事故となることも少なくありません。

 空いていても渋滞でも、ドライバーは高速道路では常に一瞬の気の緩みもあってはならないと心得ておく必要があります。

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