ガス欠「反則金9000円」知らない人多い? 場所により違反になる? もし「ガス欠」になるとクルマはどうなるのか

春など行楽シーズンになると増えるのが「ガス欠」によるトラブルです。十分気を付けていても起こってしまうものですが、その直前にはいくつかの「予兆」があるようです。またガス欠になった際には場所によって交通違反といいます。

行楽シーズン到来!しかし、ガス欠には気を付けて!

 クルマはガソリンや電気で走ります。基本的に残量が減ってくれば給油(充電)することになりますが、例えばガソリン車の場合ガス欠を起こすとどのような状態となるのでしょうか。
 
 またガス欠を起こす直前にはどのような症状が見られるのでしょうか。

クルマはガス欠が起きる直前・直後はどうなるのか? また場所によっては違反になる?
クルマはガス欠が起きる直前・直後はどうなるのか? また場所によっては違反になる?

 春の行楽シーズンに向けて、家族や恋人、友人たちとのドライブを計画している人も多いかもしれません。一方、行楽シーズンになると増えるのがクルマの燃料切れ、いわゆる「ガス欠」です。

 JAFによると、2021年度のGWにあった高速道路における1492件の出動要請のうち、13.14%にあたる196件が「燃料切れ」によるものだったといいます。

 一般道における「燃料切れ」の出動要請は全体の1.76%であることから、ガス欠は特に高速道路で多く発生していることがわかります。

 ガス欠とは、ガソリンなどの燃料が切れてしまうことでエンジンが停止し、走行を継続することができなくなってしまうことを指します。

 走行中にエンジンが停止すると、アクセルペダルを踏んでも加速しなくなるため、惰性で走行するのみとなります。

 エンジンが停止した状態でも、基本的にブレーキやステアリングは作動しますが、よほど運転に慣れたユーザーでない限りは、周囲の安全に配慮しながら、惰性で走行しているクルマを安全に路肩へ停車させることは難しいかもしれません。

 安全な場所へ停車させることができたとしても、ガス欠してしまったクルマに燃料を補給するのは非常に大きな手間がかかります。

 行楽シーズンではロードサービスも出動要請が増えるため、ドライブを再開するまでに多くの時間を要することを覚悟しなければなりません。

 ガス欠を防ぐ最も確実な方法は、言うまでもなく小まめに燃料計を確認することです。

 ほとんどの場合、燃料がおおよそ5Lから10L以下になると、ガス欠の危険を知らせる「燃料残量警告灯」が点灯します。このランプが点灯した直後に給油すれば、ガス欠が起こることはまずありません。

 また、最近では、走行可能距離がデジタル表示される車種も増えています。「あと何km走行できるか」が明示されるため、燃料計よりも直感的に理解しやすいというメリットがあります。

 燃料計やデジタル表示される走行可能距離を常に注意することで、ガス欠が起こる可能性を最小限にすることができるでしょう。

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