超状態が良い「240Z」が1600万円で落札!? ライムイエロー輝くボディが凄い! 50年経った個体の特徴とは
1969年にデビューを果たした日産「フェアレディZ(S30型)」は、アメリカではダットサン「240Z」の名前で親しまれています。そんななか2023年にアメリカのオークションで50年前の個体が約1600万円で落札されました。
アメリカでショーカーとして活躍! ライムイエローの初代Z
近年、海外オークションで国産スポーツカーが高値で取引されることはめずらしくありません。
今回発見された日産「フェアレディZ(S30型)」も、発売から50年経った現在、プレミア価格でオークションにて落札されました。
近年、海外オークションにて国産スポーツカーが高値で取引されるようになりました。
そのなかで1969年にデビューを果たしたS30型は、アメリカではダットサン「240Z」の名前で親しまれています。
このモデルは当時、アメリカ市場でスポーツカーを販売したいと考えていた日産を代表するモデルでもあり、当メーカーの名車ともいわれる1台です。
エンジンは2リッター直列6気筒から2.8リッター直列6気筒エンジンがラインナップされており、競合のアメリカ車と比べれば排気量は少ないものの、よりハンドリングを重視した設計になっています。
これは、当時イギリスで販売していたダットサン「フェアレディ」のスポーツカーらしい走りを受け継いだものになっており、多くのファンから注目を集め、現在でも根強い人気を誇っています。
また、ギアボックスもよりスポーティな感覚が味わえるマニュアルトランスミッションに加えて、アメリカ市場を意識した3速ATも追加され、幅広い客層から支持されていました。
そんな1970年代のアイコンともいえるS30型が、アメリカのオークションにて発見されました。
1973年にアメリカ・カリフォルニアで新車登録されたこの個体は、2018年に中古車オークション会社「Bring a Trailer」により購入されたもので、イベントカーとして使用されてきた背景があります。
イベントでの展示のほかにも、ラリーやクロスカントリードライブとして使用されてきましたが、アメリカのフェアレディZを専門として扱うショップがメンテナンスを担当していたこともあり、基幹部分は良好な状態を保っています。
エクステリアはライムイエローのボディカラーとなっており、シルバーのパナスポーツ製の16インチホイールも目を惹きます。また、この外装色は2005年に前オーナーが再塗装したようです。
また、内装はブラックで統一されており、スポーティ感のあるインテリアになっています。ステアリングホイールとシートは純正のものに交換されており、全体的に良好なコンディションのまま維持されています。
今回の個体の走行距離は7万800kmと決して少なくない数値ですが、当時のメンテナンスノートをはじめとした記録簿類がすべて付属しており、メンテナンスもしっかりと行われていた背景から、中古車としては申し分ないといえる状態でオークションに出品されました。
今回発見されたこの個体は、当時の新車販売価格である約2万5500ドル(約340万円)の約5倍となる、12万4240ドル(約1656万円)で落札されました。
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