全長3.4mの超小型レクサス車が存在!? 極小ボディでまさかの4人乗り!「LF-SA」が斬新すぎる!
高級車を多くラインナップするレクサスですが、かつて超小型車のコンセプトカーを公開していました。「LF-SA」とはどのようなモデルだったのでしょうか。
こんなレクサス見たことない! 小さすぎる「LF-SA」とは?
トヨタの高級ブランドとして知られているレクサスは、SUVやセダン、クーペなど、ラグジュアリーなモデルをラインナップしています。
そんなレクサスが、ウルトラコンパクトクラス(超小型車)のコンセプトカーを公開していました。
スイスで2015年に開催されたジュネーブモーターショーで、レクサスは「LF-SA」を世界初公開。全長3450mm×全幅1700mm×全高1430mmという小さなボディに2+2シーターを詰め込み、究極のラグジュアリーを実現しました。
なお、トヨタはかつて「iQ」という超小型車を販売していましたが、同車のボディサイズは全長2985mm×全幅1680mm×全高1500mm。LF-SAのほうがひと回り大きいボディとなっています。
LF-SAとは「Lexus Future Small Adventurer(未来の小さな冒険者)」を意味しており、未来の生活スタイルにおいても運転の歓びを追求する精神をその名に込めたといいます。
外観は、彫りの深いボディ造形により、見る角度によって表情が変化して見えるデザインを採用。フロントエンブレムを中心とした放射パターンのスピンドルグリルは、立体的にフロントフェンダーへ続き、ボディの踏ん張り感を強調します。
また、リヤホイールアーチ上の大胆な削り出しによる構成面が力強さを表現するとともに、サイドに張り出したL字のリヤコンビネーションランプや、二段重ねの立体構成にスピンドル形状を合わせたリヤデザイン、各所に採用したアローヘッド形状などにより、レクサスらしさを演出しました。
内装は、大きく弧を描いたダッシュボードにより、室内を広く見せるデザインを採用。運転席を固定し、ステアリングやペダルの位置を調整できるようにすることで、快適で広々とした運転空間を実現しました。
さらに、インフォテイメントを視野に入れた、ホログラムタイプのデジタル表示とワイドなヘッドアップディスプレイなど、先進装備も採用しています。
一方、助手席はスライド可動式とし、後席への乗降性も配慮されました。
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都市での使用を想定し、狭い場所での取り回しやすさと機敏な走りを実現するコンパクトなパッケージを実現したLF-SAは、フランス・ニースに拠点を置くED2(EDスクエア)が企画からモデル製作までを担当しました。
2023年時点でLF-SAの市販車は登場していませんが、レクサスがこれまで手掛けていない超小型車ということで、もし市販化が実現したら注目の的になることは間違いなさそうです。
さらば東ブクロの元愛車が現実になるじゃん