クルマのエンジンをかけると、ETC車載器から音声案内が流れます。
　
　実は、あるETC車載器について音声を担当している声優が意外な人物であることがネット上で話題となっています。

　高速道路を利用する際、ETCサービスを利用している人は多いでしょう。現在の利用率は9割近くとなっており、多くのクルマにはETC車載器が備わっています。

　ETC車載器を搭載することで、車載器と料金所ゲートとの間で、無線通信によって通行料金の支払いに必要なデータをやりとりしています。

　このほか、車載器にはETCの使用状況のサポート機能として、音声案内機能が搭載されている場合があります。

　例えば「ETCカードが挿入されました。カード有効期限は○年○月です」など、ETCカードのトラブルを防ぐために音声で案内してくれます。

　そんなETC車載器について、パナソニック製の音声案内は国民的人気アニメ「タッチ」の浅倉南役や「となりのトトロ」のサツキ役の声を務めた日高のり子さんであることが明らかに。

　2023年2月下旬には、朝のテレビ番組でも同内容が明らかとなり、突如SNSでトレンドに入るなど話題となっていました。

　実際にパナソニックのカタログを見ると、対象の機種には日高のり子さん本人の写真とともに「私が音声案内しています！」と掲載されています。

　これについてユーザーからは、「知らなかった！」「うちのETC車載器も日高のり子さん仕様だ！」など様々な反響が寄せられていました。

　またETC車載器の口コミサイトでは、「日高のり子さんの声に癒やされます」「日高さんの声が好きで取り付けました」といった声も。

　なお音声案内では、エンジンをかけると「ETCカードが挿入されました。有効期限は○年○月です」、未挿入の場合は「カードが挿入されていません」といった案内があります。

　またETCカード未挿入の場合は、「ETCは利用できません。カードが挿入されていません。エラー、ゼロイチ」といったETCを利用できない案内や、高速道路の出口を通過時に「料金は○円です」と支払い料金の音声で案内されます。

　対象の機種を利用している場合は、改めて聞くとまた聞こえ方が変わってくるかもしれません。

　なお、渋滞情報や気象情報などを流すITSスポットや災害・危機管理情報の音声を除きます。

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　このほか、スマホのカーナビアプリで声優を起用しているものもあります。

　例えば、案内音声を行うナビゲーターや画面デザインの着せ替えが可能な「MAPLUSキャラdeナビ」というアプリでは、アニメ「ONE PIECE」のシャンクス役を演じた池田秀一さんや、「機動戦士ガンダム」アムロ・レイ役、「名探偵コナン」安室透役の古谷徹さんなど、豪華声優陣が音声案内を行ってくれる機能があります。

　池田秀一さんのナビでは「君の名前は知らないが、目を見ればどんな奴かは分かる。さて、どこへ行きたいんだ？」という渋い声で語りかけてくることもあれば、古谷徹氏のナビでは、「まっすぐ行きまーす！」というアムロ・レイを彷彿とさせる音声案内も。

　運転中にまるでキャラクターに案内してもらっているような素敵な時間を過ごせそうです。