東京のタクシー、初乗り400円前後に ただし長距離運賃は引き上げへ

東京のタクシー初乗り運賃が700~730円から、400円前後に引き下げ。一方で中長距離運賃は引き上げられ、全体として運賃収入が変わらないよう組み替えられます。

「ちょい乗り」しやすく

 国土交通省は2016年12月20日(火)、東京のタクシー初乗り運賃を380~410円に引き下げると発表しました。2017年1月30日(月)から、東京23区と三鷹市、武蔵野市のタクシーに適用されます。

 現在、初乗り運賃は2.0km700~730円ですが、1.052km380~410円に変わります。新運賃は、約2kmまでは安くなり、約6.5km以上は高くなります。

 国土交通省が示す運賃例では、東京の平均乗車距離である4kmの場合は1450円で現行と変わりませんが、9kmでは現行より150円高い3130円、30kmでは520円高い1万250円に。初乗り運賃を引き下げて「ちょい乗り」を促す一方、中長距離運賃を引き上げて短距離の減収分をカバーし、全体として運賃収入が変わらないよう調整されます。

 国土交通省は今後3年以内に、この運賃組み替え後の状況について事後検証を行う予定です。

【了】
提供:乗りものニュース

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