警視庁マスコットキャラ「ピーポくん」の知られざる正体! リスに似てるけど…何の動物?
警視庁のマスコットキャラクターである「ピーポくん」ですが、誕生したのは35年以上も前だといい、実は歴史あるキャラクターなのです。では一体どんなキャラクターなのでしょうか。
意外と歴史がある? 「ピーポくん」ってどんなキャラ?
警視庁のマスコットキャラクターとして親しまれている「ピーポくん」ですが、その正体は詳しく知らないという人もいるでしょう。
ピーポくんは一体どのようなキャラクターなのでしょうか。
各都道府県の警察にはそれぞれマスコットキャラクターが存在しますが、最も有名なのは警視庁の「ピーポくん」ではないでしょうか。
オレンジ色の身体に、水色のアンテナが付いた動物のようなデザインをしているのが特徴的なキャラクターです。
ピーポくんは警視庁主催のイベントはもちろん、2023年1月に東京都文京区でおこなわれたイベント「文京博覧会Re_2023」においてご当地キャラの文京戦隊BUNレンジャーや熊本県のゆるキャラ・くまモンと共演したり、2月には調布市の深大寺でおこなわれた節分会豆まき式に参加するなど、活動の幅を広げています。
また、SNS上では「カバンにピーポくんのシールを貼っておくと職質されない」「ピーポくんグッズを持ち歩くと痴漢対策になる」といったウワサも聞かれ、官公庁のキャラクターでありながら高い知名度を誇っています。
東京都の府中、鮫洲、江東運転免許試験場などではピーポくんのぬいぐるみやキーホルダー、マグカップといったグッズも販売されるほどです。
そんなピーポくんは、今から36年以上前の1987年4月17日に、警視庁のシンボルマスコットとして誕生しました。
なお、デザインは武蔵野美術大学教授の上原幸子さんが手掛けています。
昨年2022年にはピーポくん誕生から35周年を記念し、東京都中央区にあるポリスミュージアム(警察博物館)において特別展をおこなうなど、意外にも歴史のあるキャラクターなのです。
ピーポくんの名前は、英語で人々を意味する「ピープル」と警察の「ポリス」の頭文字を取って名付けられたもので、東京都民と警視庁の架け橋になってほしいという願いが込められています。
さらに、ピーポくんの大きめの耳は「都民の声を幅広く聞くため」、頭のアンテナは「社会全体の動きを素早くキャッチするため」、そしてつぶらな瞳は「社会のすみずみまで見わたす」という意味でデザインされたようです。
また、ピーポくんは一見するとネズミやリスなどの動物のように見えますが、警視庁のホームページでは「デザインは、いろいろな動物の可愛らしい部分をイメージ化して作られました。」と掲載されており、特定の動物ではないことが判明しています。
ピーポくんには実は家族もおり、ピーポくんのおじいさん、おばあさん、お父さん、お母さん、妹、弟の7人家族なのです。
警視庁の公式YouTubeチャンネルでは、ピーポくんをはじめ多くのキャラクターが登場するアニメーション動画を公開しており、交通ルールや不審者への対応方法など安全教育についての啓発をおこなっています。
アニメーション第4話「知らない人にはついていかない!の巻」の中には、ピーポくんが夢の中でマッチョな大人の姿「スーパーピーポくん」に変身する場面もあり、一時期SNS上でも話題になりました。
そのほかピーポくんに関しては「ピーポくんのうた」というテーマソングも作られており、マスコットキャラクターとして親しまれていることがうかがえます。
警視庁のホームページには「ピーポくんタウン」というページもあり、「ピーポくんの家」や「キッズこうばん」、「警視庁なんでも図鑑」といった子ども向けコンテンツのほか、交通安全ミニゲームなどが楽しめる「プレイルーム」などのコンテンツが充実しています。
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警視庁のピーポくんは歴史あるキャラクターとして親しまれています。
各都道府県の警察にもマスコットキャラクターがおり、滋賀県警には信楽焼狸をモチーフとしたタヌキの「けいたくん」、高知県警には日本カワウソをモチーフにした「ポリンくん・ポーリーちゃん」など、地元の特徴を活かしたキャラクターが多くいます。
自分の住んでいる地域のキャラクターを調べてみると面白いかもしれません。
どう見ても宇宙人です。