個性派SUVやミニバンが今でも人気! 日産再建を支えた!? 2000年代に登場したヒット車3選
プレミアム路線が人気だった高級ミニバン
●「エルグランド」(2代目・2002年~2010年)
いまやSUVと並ぶほどの人気のボディタイプとなり、各社のラインナップでは主流になったミニバンですが、以前は2リッター前後のエンジンを搭載した5ナンバーサイズが人気でした。
そんな1990年代の終わりに豪華な内外装を装備し、迫力のあるフロントフェイスを採用したラグジュアリーなミニバンとして人気車になったのが「エルグランド」です。
特に2002年に登場した2代目は、押し出し感のあるフロントマスクを採用して大人気となったのを覚えている人も多いでしょう。現在ミニバン界で絶対王者と呼ばれる「アルファード」にも大きな影響を与えたと言われています。

全長4835mm×全幅1795mm×全高1910mmという立派なサイズとなった2代目エルグランドは、ライバル車がFFを採用するなかで乗用車ライクな走行性能を実現するためにFRレイアウトとなり、ドライブシャフトをボディ中央に通す関係で低床とは言えませんでしたが、そのぶん全高も高くなった印象があります。
内装の質感の高さや充実した装備、飛行機のファーストクラスのように快適な2列目キャプテンシートなど、現在の高級ミニバンの指標を作ったといっても過言ではないでしょう。
●「キューブ」(2代目・2002年~2008年)
コンパクトで実用性の高いハイトワゴンスタイルに、遊び心あふれるデザインを加えた「キューブ」は1998年に初代モデルが登場。
2002年に登場した2代目はまるでオモチャのような角が取れたスクエアなエクステリアと、左右非対称のリアドアなどを採用した超個性派モデルとして大人気になりました。
2008年に3代目へ刷新されましたが、いまでも街で見かけるほど、この2代目のデザインが好きな人も多いようです。
全長3730mm×全幅1670mm×全高1640mmと、幅と高さがほぼ同じというまさに「キュービック」のようなデザインと丸目2灯のキュートなデザインの完成度は、いま見ても新鮮かつサイズ以上の存在感を感じさせます。
扱いやすい1.4リッターエンジンを搭載したハイトワゴンで、立ち気味のサイドウインドウやベンチシートの採用などで、数値以上の広さを演出していました。
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最近の日産はEVやe-POWERなど電動化を推し進めており、2022年に発売した軽EVの「サクラ」が日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、元気な日産が戻ってきているようです。
今後も、EV技術と自動運転技術に磨きをかけたモデルの誕生に期待したいところです。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。

















