トヨタ新型「グランドハイランダー」正式発表! 「デカRAV4!?」の声多し! デザインに共通点はあるのか
トヨタ北米法人は2023年2月8日、新型SUV「グランドハイランダー」を世界初公開しました。日本でも販売されているSUV「RAV4」と共通する部分があります。
「RAV4」のお兄ちゃん!? 新型SUVが北米で登場
トヨタの北米法人であるトヨタモーターノースアメリカは2023年2月9日、米国シカゴで開催中のシカゴオートショーにて新型ミドルサイズSUV「グランドハイランダー」を世界初公開しました。
同じプラットフォームを持つクルマとして、日本でも販売されているSUV「RAV4」がありますが、SNSでは早くもこの2台はデザイン上で類似した点があると話題を呼んでいます。
トヨタ「ハイランダー」は2001年の初代モデルが北米で登場し、その後欧州市場や中国でも展開されているSUVで、かつては日本でも初代が「クルーガー」として販売されていたこともあります。
現行モデルは2019年に北米でデビューした4代目。室内は3列シートレイアウトで、ボディサイズは全長4950mm×全幅1930mm×全高1730mmと、日本で乗るには少々大柄ともいえますが、海外ではミドルサイズSUVに分類されます。
そんなハイランダーに派生モデルとなる「グランドハイランダー」が登場しました。
ハイランダーと同じ3列シートのミドルサイズSUVですが、3列目シートや荷室の空間を拡大したと説明します。
プラットフォームには日本でも販売されている「ハリアー」や「RAV4」などと同様のGA-Kプラットフォームを採用している点はハイランダーと変わらず、実質的な兄弟車にあたります。
エクステリアデザインを細かく見てみると、同じ兄弟車のハイランダーでは全体的にボリューミーで丸みを帯びたデザインで、ハリアーに近い柔和なイメージもあります。
一方で新型グランドハイランダーは、タフなオフロードイメージを強調したRAV4と類似するエッジの効いたスクエアなデザインが特徴です。
フロントは小ぶりなアッパーグリルと大きなロアグリルはともに角が落とされた台形となり、ヘッドライトも薄型の鋭い台形型を採用。フォグランプ周りも彫りが深いデザインで、このあたりはとくにRAV4に近い印象を受けます。
ボディサイドはRAV4のようにドアハンドル上のキャラクターラインがはっきりしており、クオーターウィンドウ下端部が車両前部に向かって折れている形状も共通しています。
一方で、グランドハイランダーは3列シートを持つことから、RAV4とくらべてクオーター部が延長されているほか、テールゲートもより垂直に近いものとなり、車内空間は拡大されていると考えられます。
リアデザインは大きな面積のリアウインドウに、テールランプやナンバーポケットと呼ばれるナンバープレート取り付け部周辺の窪みなど、台形をモチーフとした意匠で、こちらもかなりRAV4に近いといえます。
SNSでも「グランドハイランダーはRAV4にしか見えないw」「グランドハイランダーはRAV4の兄貴か」と、その近似性について述べる声があがっているようです。
デザイン上ではRAV4と共通点の多い新型グランドハイランダーですが、インテリアではウッド調のドアトリムやソフトパッドのインパネを採用する点や、最大362馬力のハイブリッドシステムを搭載する点など、RAV4を拡大させつつ高級感もプラスした「兄貴分」のようなクルマと言っても過言ではなさそうです。
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新型グランドハイランダーの価格や販売開始時期は2023年夏以降に発表される予定ですが、日本市場へ導入されるか否かについては明らかになっていません。
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