凍える季節は要注意「防寒着でチャイルドシート」は危険です! 寒くても厚着で使用しちゃダメな理由とは

寒い季節になると、子どもに防寒着を着せたままチャイルドシートに座らせハーネスを装着する姿を見かけますが、これは非常に危険な行為だといいます。いったい何が危険で、どうすれ良いのかを解説します。

寒い季節は気をつけて! 「厚着」×「チャイルドシート」は超危険

 日本付近で広がる10年に1度の強い冬型の気圧配置により、2023年1月26日にかけて全国的に強い寒気が襲来し、厳しい寒さとともに広い範囲での降雪が続く見込みです。
 
 このような寒い季節になると、子どもが冷えて体温が下がることを心配したり、あるいは防寒着を脱がすことを面倒に感じるなどの理由で、子どもに分厚い防寒着を着せたままチャイルドシートに座らせハーネスを装着してしまいがちです。
 
 じつは分厚い防寒着とチャイルドシートの組み合わせは最悪で非常に危険なのですが、あまり知られていません。
 
 いったい何が危険で、どのようなトラブルにつながる恐れがあるのでしょうか。

厚着のままチャイルドシートを使用するのは危険なので気をつけましょう
厚着のままチャイルドシートを使用するのは危険なので気をつけましょう

 防寒着のダウンジャケットやコートなどは、その暖かさを保つために空気を包み込む分厚い構造となっており、またその表面にはポリエステルやナイロンのような滑りやすい素材が使用されている製品が少なくありません。

 この「分厚さ」が子どもとチャイルドシートに間に隙間を生じさせる原因となり、そして素材の「滑りやすさ」によって、事故などの強い衝撃を受けた際に子どもがチャイルドシートの拘束から抜け出てしまう危険性があるのです。

 チャイルドシートのハーネスは、子どもの体に密着させた状態で装着しないと、本来の安全性を確保することができません。

 一見すると分厚い防寒具は子どもを事故の衝撃から守ってくれそうにも思えますが、実態としてはそのようなことはなく、しかも子どもとハーネスの密着具合も分かりにくくなるため、逆にあらゆる意味で抜け出しを容易にしてしまう危険な状態となります。

 その状態で万が一の事故や急ブレーキなど強い衝撃が発生すると、ハーネスから抜け出てしまった子どもの体は車内に転がり大ケガにつながる可能性があるだけでなく、最悪の場合には車外に放り出されてしまうことさえありえます。

 しかし、親心としては子どもが冷えてしまうことは極力防ぎたいもの。では、寒い冬に子どもをチャイルドシートに乗せる際にはどうしたら良いのでしょうか。

 まずは安全を最優先した服装で座らせることが大切で、ハーネスによる固定を完了した上から上着や毛布、あるいはひざ掛けを使用して暖かさを確保しましょう。

 チャイルドシートの正しいハーネスの締め具合は、大人の指が1、2本入る隙間が生じる程度となっています。

 締めすぎてしまうと子どもは苦しくなり、逆にこれ以上隙間があると設計された安全性が保てません。

 あらためてご自身の車内を確認し、チャイルドシートのハーネスの長さを定期的に調整することも重要です。

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