超ド迫力グリルの豪華SUV「紅旗・HS5」先行披露!? 初刷新で大胆エクステリアに! 近日中国で発表か

紅旗のミドルサイズSUV「HS5」が初のマイナーチェンジをおこなう動きがあるといいます。どのような進化があるのでしょうか。

中国紅旗のミドルサイズSUV「HS5」が変わる?

 数々の中国要人に愛されてきた歴史を持ち、2021年には日本での販売を開始したことでも話題となった中国の高級車ブランドが「紅旗」です。
 
 なかでも、紅旗が展開するミドルサイズSUV「HS5」は日本でも販売されていますが、そのHS5が初めて外観の変更をともなうマイナーチェンジを予定していることがわかりました。

紅旗が展開するミドルサイズSUV「HS5」にマイナーチェンジの動きが!?(画像元:中華人民共和国工業情報化部/通称:工信部)
紅旗が展開するミドルサイズSUV「HS5」にマイナーチェンジの動きが!?(画像元:中華人民共和国工業情報化部/通称:工信部)

 紅旗を手掛けるのは、1953年にときの毛沢東によって設立された中国最初の自動車会社「第一汽車」です。

 第一汽車グループでは、最上級の自動車ブランドとしてトップに君臨しています。

 1958年に一号車「紅旗 CA72」が完成して以来、中国国内の数々の要人に愛されてきました。

 紅旗はさまざまな他社車種をベースとしたモデルを今までリリースしてきましたが、2010年代前半からは独自デザインのモデルを手掛けるようになります。

 とくに、第一汽車が2017年に徐留平(じょ りゅうへい)董事長を新たなトップに迎えて以降は、彼の掲げる「新・高尚主義」に沿って大胆な構造改革が推し進められました。

 今までの紅旗が手がけてこなかった電気自動車や燃料電池車、プラグインハイブリッド車などのパワートレインだけでなく、SUVやミニバンなどのボディタイプもリリースするようになったのは、間違いなく、この新たなトップが打ち出した戦略によるものです。

 現在の紅旗は大きく分けて「Lシリーズ」と「Hシリーズ」の2つが存在します。

「 Lシリーズ」は最初のモデル「CA72」の流れを汲む、保守的で格調高いデザインを持つ商品群なのに対し、「Hシリーズ」は未来を見据えた現代的なデザインとなっています。

 日本へ最初に上陸した紅旗は「H9」というモデルで、後者におけるフラッグシップの役割を担っています。

「Hシリーズ」ではH9以外に、前輪駆動のミドルサイズセダン「H5」、H5がベースのクーペスタイルセダン「H6」、純電動ラージSUV「E-HS9」、その一つ下に位置する「HS7」。

 ミドルサイズSUV「HS5」、純電動コンパクトSUV「E-HS3」、そして大型ミニバン「HQ9」がラインナップを構成しています。

 そのなかでも、HS5が初めてマイナーチェンジを迎えることがわかりました。

 この情報が判明したのは中華人民共和国工業情報化部(通称:工信部)のサイトです。

 工信部は日本でいうところの経済産業省や総務省の業務を扱う機関となり、中国では自動車メーカーが中国国内で製造する新型モデルを正式発表する前に、その情報を工信部に届け出る必要があります。

 HS5は2019年に登場したミドルサイズSUVで、エクステリアデザインはイタルデザインが手がけているなどほかのモデルとは異なる雰囲気をまとっています。

 ボディサイズは全長4760mm×全幅1907mm×全高1700mmとなっており、サイズ感はメルセデス・ベンツ「GLC」に近いものとなっています。

 また、パワートレインは2リッター直列4気筒ターボエンジンにアイシン製6速ATを組み合わせています。

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