「不合格」にはワケがある! 車検に通らない“原因あるある”は日頃の行いで潰せる!?
要注意箇所はタイヤ以外にも
●ライト類の不具合・点灯不良
ライト類といわれるヘッドライトや方向指示器、ブレーキランプ、バックランプの灯火設備は、保安設備に該当するため的確な検査が行われます。
ヘッドライトの検査基準は2015年9月1日より厳格化しており、不合格になるクルマも。もし保安基準を満たしてなければ、車検は通りません。ヘッドライトの検査基準は、光量、カットライン、色味の3項目が用意されています。
・光量基準
ヘッドライトを点灯した時に、前方のどのくらいの範囲を照らせるかを見ます。この項目はライトやバルブそのものが対象ではなく、リフレクターに反射した光量が規定の量を確保できているかをチェックします。
ヘッドライトをカスタマイズしている場合、十分な光量を確保できていない可能性があるので注意してください。
・カットラインの基準
カットラインは「光軸」ともいい、ヘットライトを点灯させた時に正しく照らしているかどうかをチェックします。
日本は左側通行なので、左右両方のヘッドライトともに左肩上がりになっています。
・色味の基準
ヘッドライトの色味も車検の検査項目のひとつで、純正パーツの場合はこの部分は問題なくクリアできるでしょう。しかし、カスタマイズして社外部品を取り付けている場合は注意が必要です。
社外品のライトは、黄みがかったものから青みの強いものまで様々です。色みの単位はケルビンという単位で表現され、ヘットランプの場合、4000から6000ケルビンが基準です。
●オイル漏れ
クルマには多くのオイルが使用されており、潤滑や圧力を生み出す役割を果たしています。車検では、オイル漏れしやすいエンジンルームと車体の下側を中心にチェックされますが、この際、オイルが漏れていると車検に通りません。
利用している駐車場にオイル漏れの形跡があったり、エンジンオイルの減りが早かったりしたら、修理工場で点検をしてもらいましょう。
※ ※ ※
車検をスムーズに通すためには、定期的なメンテナンスや点検が必要です。そうすることで車検前も慌てることもなく、余計な出費も抑えることができます。
車検に通らないということは整備不良であるといえるので、オイルの量やランプ類の不具合、タイヤの点検など、自分でもできるチェックは普段から行いましょう。
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