“神出鬼没”の「移動式オービス」は“どんな場所”に設置される? 設置場所の傾向とは
見せる取締りと本気の取締り
移動式オービスの運用目的には“抑止力”と“取り締まり”の2種類があるようです。学校の正門前や渋滞中の路肩に置かれている場合は、移動式オービスの存在を知ってもらい今後の速度抑止につなげたいようです。

また、筆者が見た首都高速に設置されていたものは、パソコンなどの周辺機器が接続されていないダミー状態で置かれていました。それでもオービスに気付いたドライバーは速度を落すので効果はあります。
それらに対し本気の取り締まりは、深夜の幹線道路や峠道、郊外の高速道路などで、多くのドライバーが撮影されています。
テレビ番組で千葉市の外房有料道路に設置された際は、1時間で7台もの車が一発免停の違反で撮影されたと報道されていました。
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移動式オービスは、全てではありませんが手前に予告看板が設置されています。
また、幹線道路に設置された電光式の道路情報版に「県内 移動式オービス速度取締 実施中」などと表示されたりします。
さらに各都道府県警のサイトやSNSで取締り場所の予告や公開をしていることもあるので、たまに目を通しておくと傾向のようなものがわかるかもしれません。
突然移動式オービスを見つけると驚いて急ブレーキをかけるドライバーもいるので、制限速度と車間距離に注意しながら走行しましょう。
Writer: オービスガイド 大須賀克巳
2008年よりドライバーのための情報を共有するネットワーク作りにとりかかり、現在は「オービスガイド」(アプリ・WEB)を開発と運営。
北海道から沖縄まで、全国全てのオービスを定期的に現地調査。今後も取締り情報に限らず、車に乗る人が安全で快適に、楽しく運転できる仕組みを作りたいと日々奔走している。



































