覆面パトカーの3つの役割! 高速にいる「覆面クラウン」は「警察官2人乗車」に要注意!? 見分ける方法は

一般の乗用車と区別がつかないような仕様の覆面パトカーには実は3種類に分けられます。それぞれどのような役割があるのでしょうか。

覆面パトカーの役割とは

 覆面パトカーは一般的な白黒パトカーとは異なり、警察車両なのに一般車両と同じような見た目をしているクルマのことをいいます。

 一言で覆面パトカーといってもすべての車両が同じ業務をしているわけではなく、じつは従事する業務内容によって覆面パトカーは大きく3つの種類に分けられます。

 それぞれどのような役割があるのでしょうか。

トヨタ「クラウン」の覆面パトカー
トヨタ「クラウン」の覆面パトカー

 まず、事件捜査で使われる「捜査用車」が挙げられます。

 捜査用車は事件が発生したときに現場に駆けつける、張り込みをおこなうなどさまざまな場面で使用されています。

 そのため、セダンやミニバンなどさまざまな車種があり、一見すると警察車両とは気づかない可能性が高いといえます。

 ただし事件の犯人を追跡する際など緊急の場合には、車両の屋根に赤色のランプを取り付けてサイレンを鳴らす「緊急走行」をおこなうこともあるため、街中で見かけることがあるかもしれません。

 次に皇室や政府関係者、外国の要人などを警護する際に使われる「警護車」があります。

 警護車は、天皇皇后両陛下がお乗りになる御料車や、総理大臣の車両の前後に配置しており、黒色セダンであることが多いです。

 黒色である理由は判然としませんが、御料車や総理大臣の車両などは黒色であり、その場の雰囲気に合うように選ばれていると考えられます。

 そして、高速道路や自動車専用道路などで取り締まりをおこなう「交通取締用四輪車」は、その名の通りスピード違反をはじめさまざまな交通違反を取り締まっており、一般の人にとって目にする機会の多い警察車両といえます。

 高速道路ではスピード違反のみに注意するドライバーもいますが、携帯電話の使用や後部座席のシートベルト未着用なども当然取り締まりの対象であるため、ほかの交通違反にも十分に気をつけるべきでしょう。

 前述した覆面パトカーのうち、捜査用車と警護車については基本的に一般の人が関わることはほぼありませんが、交通取締用四輪車については取り締まりを受ける可能性があるため、その特徴が気になる人もいるかもしれません。

 交通取締用四輪車は、スピード違反を取り締まるという業務の性質上、排気量が大きくスムーズに発進できる車種が選ばれています。

 これまでにはトヨタ「クラウン」や「カムリ」、スバル「レガシィ」や「WRX S4」などの車種が採用されているようです。

 クルマの色に関しては警護車のように黒色だけということはなく、白や銀色、地域によっては青色の覆面パトカーも存在します。

 また、スピード違反の取り締まりをおこなう際には赤色警光灯を付けて走行するため、屋根の真ん中部分には赤色警光灯を収納するスペースがあります。

 屋根の真ん中に四角の切り込みが入っていれば覆面パトカーである可能性が高いといえるでしょう。

 さらに、交通取締用四輪車には青色の制服を着た警察官が2名で乗車しているケースが多いほか、ヘルメットを着用していることもあります。

 乗車している人を確認すれば覆面パトカーだと見抜くことができるかもしれません。

※ ※ ※

 覆面パトカーには、警察の業務に応じて「捜査用車」「警護車」「交通取締用四輪車」のように種類が分かれています。

 交通取り締まりをおこなう覆面パトカーから取り締まりを受けることがないよう、交通ルールを守り安全運転を心がけましょう。

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