目がない!? 初代「ロードスター」の“劇的”カスタムモデル登場! V8搭載のスパルタンすぎる「MX スピードスター」米で発売へ

「XENEX MOTORSPORT」は、マツダの初代「ロードスター(海外名:MX-5)」の外装を大胆に変更し、さらに性能を高めたカスタムカー「MX スピードスター」を公開しています。2023年2月上旬に受注を開始するようです。

「ゆっくり走っても楽しいスポーツカー」

 アメリカのカスタムショップ「XENEX MOTORSPORTS」は、マツダの初代「ユーノスロードスター(海外名:MX-5)」の外装を大胆に変更し、さらに性能を高めたカスタムカー「MX スピードスター」が公開しています。

 スピードスターといえば、ルーフやフロントガラスを取り外し、極限まで“速さ”を追い求めるイメージがありますが、今回のカスタムカーは、どのようなスタイルになっているのでしょうか。

初代「ロードスター」のカスタムモデルXENEX MOTORSPORTS「MX スピードスター」
初代「ロードスター」のカスタムモデルXENEX MOTORSPORTS「MX スピードスター」

 このカスタムカーを作成したのは「XENEX MOTORSPORTS」。1960年代のレーシングカーのカスタムやレストアなどを手掛けている「Pathfinder Motorsports」の関連会社です。

 ベースになっているのは、マツダの初代ロードスター(NA型)。1989年に、マツダが展開していたブランド「ユーノス」から登場した2シーターオープンカーで、生産開始から90年代にかけて大きな人気を集めました。国外でもMX-5やMX-5 Miataという名前で販売され親しまれました。

 XENEX MOTORSPORTSの「MX スピードスター」は、オリジナルのフロントガラスやAピラーを取り外し、1950年代の名車、ポルシェ「356スピードスター」を思わせるレーシーなスタイルをしています。

 一方でヘッドライトがオリジナルのリトラクタブルライトをかたどったロの字型のLEDライトに変更されており、そこだけ未来的な雰囲気を漂わせているのも特徴です。

 MX-5 スピードスターには、「MX スピードスター」「MX スピードスターS」「MX スピードスターRS」の3種類のグレードが設けられており、基本となる「MX スピードスター」では、オリジナルのMX-5よりかなりの重量を軽量化したといいます。さらにサスペンションや17インチのホイール、競技用のウィルウッドブレーキを採用しています。

「MX スピードスターS」では、エンジンにスーパーチャージャーが追加され、これにより総重量1トン未満ながら、最高出力200馬力近いパワーを発揮します。

 そして最上級グレードとなる「MX スピードスターRS」では、もともと搭載されている1.6リッターの直列4気筒エンジンを、最高出力350馬力を発揮するV型8気筒エンジンに換装。これにより、エンジン回転数6800rpmで、約350馬力を出力するそうです。これによりサーキットにおいても十二分な能力を発揮します。

※ ※ ※

「MX スピードスター」の価格など詳細の情報はまだ公開されていませんが、すでにテスト走行がおこなわれており、「スピードスターS」と「スピードスターRS」については2023年2月上旬に注文を受ける準備が整うと発表されています。

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Writer: 鈴木伊玖馬

愛知県生まれ。飛行機が好きで航空博物館などを取材するうち、自動車関係の記事や取材も手がけるようになる。ホンダ「シビック Type R」のようなホットハッチが好み。

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