ほかには、東北自動車道にある佐野サービスエリアに「E-NEXCO LODGE佐野SA店」があります。

　長距離ドライバーも多いエリアですが、どのような経緯で作られたのでしょうか。

　E-NEXCO LODGE 佐野SA店が設置された経緯や理由について、NEXCO東日本の担当者は以下のように話します。

「E-NEXCO LODGE 佐野SA店は、長距離移動の家族旅行者を中心とした高速道路利用者などの宿泊ニーズに応えるため、2008年7月24日にオープンしました。

　ハイウェイホテルを設置する場所に佐野を選んだ理由としては、サービスエリアの位置や周辺の観光環境などが挙げられます。総合的に考えて、佐野がよいと考えました」

　そんなE-NEXCO LODGE佐野SA店ですが、簡易朝食にしたりアメニティの多くをユーザーに持参にしてもらったりすることで、安価な料金を実現しているところが魅力のひとつです。

　なお、宿泊特化型ロードサイドホテルを運営する「株式会社旅籠屋」に運営を委託しており、料金は部屋単位での設定となっています。

　さらに、ユーザーからの反響について、前出の担当者は以下のように話します。

「目的地周辺としての宿泊だけでなく、首都圏と東北のあいだをご移動されるユーザーから中継地点の宿泊地に選んでいただけることも多いです。

　リピーターも多く、安価な料金設定が好評を得ています。

　なお、新型コロナウイルスの影響は受け、とくに緊急事態宣言期間中は大きく利用客が減少しました」

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　ハイウェイホテルは昨今、流行っている車中泊ほど気軽にいつでもどこでも泊まれるわけではありませんが車内での睡眠では休まらないという人にとっては、高速道路を降りずに利用出来るのは嬉しいという意見もあります。

　全国に複数点在するハイウェイホテルですが、どの施設もシーズンによって金額が変動し、予約が埋まっていることもあるため、利用する際は事前に確認するほうが良さそうです。