日産は2022年11月28日にフルモデルチェンジを実施した新型「セレナ」のうち、ガソリン車／FFモデルを12月22日に発売すると発表しました。

　あわせて、これまで公開されていなかったガソリン車／4WDモデルの価格やグレードを発表するとともに、同モデルを2023年春に発売することも明らかにしました。

　セレナは、1991年の初代モデル以来一貫して続く「家族のためのミニバン」というコンセプトのもと進化を続け、11月発表の新型で6代目モデルとなります。

　歴代モデル同様に広く使い勝手の良い室内空間はそのままに、ミニバン世界初採用の先進運転支援システム「プロパイロット2.0」や、新開発の第2世代「e-POWER」（ハイブリッド）などの最先端技術も搭載しました。

　パワートレインは2リッターガソリンエンジン車と1.4リッターe-POWER車（各FFモデル）の2タイプを先行発表。ガソリン車は今冬、e-POWER車は2023年春にそれぞれ発売するとし、4WDについては追って発表するとしていました。

　そんななか12月21日、日産はガソリン車／FFモデルの正式な発売日を12月22日と発表し、あわせてガソリン車／4WDモデルの詳細を公開しました。

　新型セレナ ガソリン車／4WDモデルには、ステアリングヒーターやヒーター付きドアミラー、前席シートヒーター、さらにセレナ初採用となる2列目シートヒーター（左右）を標準設定するなど、寒冷地での利用に考慮した仕様としました。

　グレードは「X」（303万4900円）、「XV」（335万5000円）、「ハイウェイスター」（353万5400円）の3タイプ（価格は全て消費税込み）で、発売は2023年春を予定します。

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　日産のカスタムカーや福祉車両を手がける日産モータースポーツ＆カスタマイズは、新型セレナのカスタムカー「AUTECH（オーテック）」と、ロングステップ装着の「ステップタイプ」、福祉車両「ライフケアビークル（LV）」シリーズ、さらに車中泊仕様「マルチベッド」の各ガソリン車／4WDモデルの価格を発表しました。

　各ガソリン車／4WDモデルの価格は、AUTECHが393万3600円、ステップタイプが356万6200円から、LVシリーズが327万9000円からとなっています。

　これらのモデルもベース車同様にステアリングヒーターなどの装備が加えられ、2023年春の発売を予定します。