SUV増加で頻発!? 白くなっちゃう“樹脂パーツ”どうすればいい? “カッコ良さ”保つ秘訣とは
塗装する
最新のSUVであるマツダ「CX-60」など、メーカーが最初からフェンダーモールに塗装をするモデルもあります。
ボディやバンパーを塗装する塗料と基本的に同じ成分の塗料なので、ボディと同じ程度の美観が維持できると考えてよいでしょう。
またフェンダーモールが未塗装の場合でも、自動車板金・塗装業者であとから塗装することも可能です。
フェンダーモールを塗装仕上げとすることで、ユーザーは劣化の心配から解放され、クルマの維持も楽になります。
また、ボディ同色塗装はもちろんのこと、未塗装樹脂に近い風合いの艶消し黒など、その他自由な色に塗り替えることもできます。
何もしない
ジーンズなどのデニムの色が少し落ちたからと、すぐに買い替える人はあまりいないようです。デニムは、使い込んで色が落ちてくることも含めて楽しむ服であることが普及したからかもしれません。
フェンダーモールもデニムと同様に、劣化して白っぽくなってくることを味わいと考えて、そのままにする方法もあります。
以前ならタブーとされた愛車維持方法かもしれませんが、現在ではあたかもボディが錆びたかのような塗装をしたり、傷やへこみを「こなれ感」としてそのままにするユーザーも見られるようになりました。
劣化が始まったフェンダーモールは、クロスオーバーやSUV本来の使い方をしている勲章とみることもできます。
ただし、あまりに年数が経過してからフェンダーモールを交換しようとすると、部品が製造廃止になってしまっていたり、生産されていたとしても価格が当初の数倍になってしまうこともあるので、注意しましょう。
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クラウンにもクロスオーバーモデルが設定される時代になりました。クロスオーバーモデルやSUVは年々増加する傾向にあります。
納車から、何の対策もせず7年から10年ほど経過してくると、フェンダーモールの劣化問題は間違いなく起こってくるでしょう。
どうするか悩んだら、ひとまず劣化を遅らせるために簡易的なボディコート剤かシリコン系つや出し剤を塗付することからはじめてみてもいいかもしれません。
塗装剤の話ばかりですが、白化したパーツを交換するという選択肢はなぜないのでしょうか?