「放置車両処分サービス」開始 全国のコインパーキングに向け

コインパーキングに放置されたクルマは不法投棄ゴミのようなもので、処分にもコストがかかり、放置された側にとっては良いことなどひとつもありません。そんな「放置車両」の処分を、一括で引き受けるというサービスが開始されました。

放置車両の処分を一括で

 損壊した車両のリサイクル事業などを手掛ける(株)タウ(埼玉県さいたま市)は2016年10月25日(火)、全国のコインパーキング運営会社に向け「放置車両処分サービス」を開始したと発表しました。

 タウによると、「放置車両」とは「コインパーキングで一定期間駐車が続いている状態でかつ駐車料金が未払いになっている車両、または所有者と連絡の取れない車両」のこと。これらの放置車両は、個々のコインパーキング運営会社がそれぞれに処分しており、そこに多くのコストが発生していたといいます。

 今回発表された「放置車両処分サービス」は、そうした処分の際に必要なレッカーの手配、車両保管、解体業者への販売・解体処理依頼までを、タウが一括で請け負うというもの。同社によれば、「これまで損害車の買取・販売事業において培ってきた、レッカー業者・車両解体業者との強力なネットワークと、全国21か所に設置している車両保管ヤードを活用し、レッカー・車両保管・解体請負までをワンストップで受託」する、「業界初のサービス」とのことです。

 タウは「初年度50台を目標に、全国のパーキング運営会社への導入を目指してまいります」としています。

【了】
提供:乗りものニュース

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