さまざまな種類があるコインパーキングですが、そのひとつに駐車券を受け取るチケット式のものがあります。
　
　では仮に駐車券をなくしてしまった時はどのように対応すればいいのでしょうか。

　コインパーキングには駐車スペースごとにロック板のあるタイプや、最近ではゲートやロック板がなくカメラで駐車状況が管理されるタイプなど、いくつか種類があります。

　そのうちのひとつ、駐車場の出入り口にあるゲートで駐車券を受け取るチケット式の駐車場の場合は、入り口ゲートで発行される駐車券を受け取り、出庫時する際には駐車券をもとに駐車料金を精算します。

　駐車料金は出口ゲートの精算機に駐車券を差し込んで支払うか、事前精算機で精算を済ませておき、出口ゲートでは精算済みの駐車券を挿入することでゲートが開く仕組みです。

　駐車券には入庫した時刻などが記録されており、精算機では入庫した時間からの経過時間をもとに駐車料金が計算されます。

　このような仕組みから、駐車券が発行されるタイプのコインパーキングでは、駐車券を紛失してしまうと駐車料金の支払いができず出庫することができません。

　一方で、SNSでは「駐車券どこいったんだ!?」「駐車券紛失した…」など、駐車券をうっかりなくしてしまったというユーザーの声が多く見られます。

　そもそも駐車券を紛失してしまった場合は、本来支払う金額よりも高額な料金の支払いが請求される可能性があります。

　たとえば、時間貸し駐車場大手の「タイムズパーキング」の利用約款には、駐車券を紛失した場合、「3万円を上限として駐車料金としてお支払いの上、出庫頂きます」との記載があります。

　ただし、具体的な金額は駐車場ごとに異なり、最長駐車時間である48時間を超えて駐車していたことがタイムズパーキング側で確認された場合は、3万円以上の金額を支払わなければならない可能性もあるといいます。

　三井不動産リアルティの運営する「三井のリパーク」の場合は、駐車場内の看板に記載されている緊急連絡先へ連絡するよう案内されており、オペレーターからの案内に従って料金を支払うことで、出庫できると説明します。

　場所によって駐車券紛失ボタンが設置されている駐車場もありますが、なかにはこれを押すことにより自身が駐車していた時間分以上の高額な支払いが請求される可能性もあるようです。

　このため、駐車券をなくしてしまうことで、本来支払う金額よりも多く支払う必要があることは把握しておく必要があります。

　その上で駐車券をなくしてしまった時の対応としては、ゲートに書いてある連絡先に電話し、オペレーターの指示に従うという方法が望ましいと考えられます。

　担当者へ連絡することで、状況によって駐車していた時間分だけの請求で済んだケースもあるため、駐車券を紛失したからといって焦らずに一度オペレーターや担当者へ連絡しましょう。

　仮に後日駐車券が見つかった際は差額分が返金されるケースがあり、上記の三井のリパークの場合は、領収書と駐車券を郵送またはFAXで送付すれば、実際に支払った額と本来の駐車料金との差額を返金してもらうことができると説明しています。

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　入り口で駐車券を受け取るチケット式の駐車場では、駐車券を紛失してしまうと料金の支払いができず出庫できません。

　駐車券を紛失してしまった場合、まずは駐車場の看板や精算機などに記載されている問い合わせ先に連絡をして対応方法を確認しましょう。

　なにより、駐車券を紛失してしまうと、問い合わせなどの手間がかかるほか、実際の駐車料金以上の支払いを求められる可能性があるため、駐車券は車内放置などせず、なくさないよう保管することが大切といえます。