トヨタ新型「シエンタ」販売好調! ライバルのホンダ「フリード」とどう違う? 「オシャ」な内装を比較

デビュー6年のフリードがいまなお善戦中の理由とは

 新型シエンタとフリードのボディサイズを比べると、フリードのほうが全高で15mm高い以外、全長と全幅はほぼ同寸法です。

 ただし室内寸法の数値では、いくつかの特徴がみられます。

ホンダ「フリード」は幅広いラインナップを揃えているのも大きな特徴です[写真はクロスオーバーモデル「フリード CROSSTAR(クロスター)」]
ホンダ「フリード」は幅広いラインナップを揃えているのも大きな特徴です[写真はクロスオーバーモデル「フリード CROSSTAR(クロスター)」]

 新型シエンタの室内寸法が長さ2545mm×幅1530mm×高さ1300mm(3列シート/FF)なのに対し、フリードの室内寸法は、長さ3045mm×幅1455mm×高さ1285mm(ガソリン/3列シート/FF)と、室内長でフリードが優位に立ちます。

 地上から後席スライドドア部分の床面までの高さは、新型シエンタの330mmに対し、フリードは390mmと少し高め。

 新プラットフォームによる高効率化が功を奏したのか、室内幅や室内高は低床な新型シエンタが優位ですが、フリードでも十分な室内高が確保されています。

 2モデルへ実際に乗り比べてみると、共通点もみられます。前席の前に拡がるインパネまわりの形状がシンプルな直線基調で、かつ圧迫感を抑えたレイアウトとされているところです。

 共に広い前方視界が確保されており、ボディの小ささを感じさせません。

 またシエンタ、フリードともに、カジュアルなシート生地や内装素材を効果的に用いながら、感度の高い若いファミリー層からも好感をもたれるオシャレな印象を与えています。

※ ※ ※

 フリードはノーマルボディのほか、クロスオーバースタイルの「CROSSTAR(クロスター)」や、走行性能を向上させたカスタムコンプリートカー「Modulo X(モデューロエックス)」など、豊富なバリエーションを誇ります。

 さらに5人乗りのフリード+は、単に3列目席(サードシート)を取り除いただけではなく、荷室空間全体のレイアウトから床面まですべて見直されており、広くて四角い荷室が自慢です。

 こうした多彩なラインナップによる選択肢の多さも、フリードが根強い人気を集める理由といえそうです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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