マジか… ホンダ新型「ヴェゼル モデューロX」発売中止を決定 苦悩の決断の「ワケ」とは

ホンダは2022年中の発売を予定していた「ヴェゼル e:HEV Modulo X」の発売を中止します。なぜ中止という判断になったのでしょうか。

ヴェゼルのコンプリートカーが発売中止を決定

 ホンダは、2022年中の販売を予定していたコンパクトSUV「ヴェゼル」のコンプリートカー「ヴェゼル e:HEV Modulo X」について、発売を中止すると2022年12月1日明らかにしました。
 

”ダーク”な雰囲気がカッコイイ新型ホンダ「ヴェゼル e:HEV Modulo X」
”ダーク”な雰囲気がカッコイイ新型ホンダ「ヴェゼル e:HEV Modulo X」

 ホンダのコンパクトSUV「ヴェゼル」は2代目となる現行モデルが2021年4月に登場。都会にマッチした洗練されたデザイン、先進的な機能が搭載されるなど、従来モデルから進化を遂げました。

 そんなヴェゼルですが、2022年1月に開催された東京オートサロン2022では、ヴェゼルのコンプリートカー「Modulo X Concept」を出展。2022年内の発売を予定していました。

「Modulo X(以下モデューロX)」とは、ホンダの純正アクセサリーを手掛けるホンダアクセスによるコンプリートカーで、標準車にプラスしてスポーティかつ上質なデザインや走行性能、上質な専用装備などが搭載されるシリーズです。

 これまでモデューロXは「N-BOX」や「ステップワゴン」、「S660」のほか、先代のヴェゼルにも設定されていました。

 展示された新型ヴェゼル モデューロXのコンセプトモデルは、フロントグリルやフロントバンパーに専用のデザインが採用され、黒の加飾が効果的に配されることで、フロントフェイスの力強さが増しています。

 また、足回りも専用のセッティングとなっており、内装も本革とラックススエードのコンビシートを装備するなど、外装だけでなく内装の質感や走りの面にも手が施されています。

 開発にあたってはこれまでのモデューロXモデルでも盛り込まれた「実効空力」(日常の速度域でも体感できる空力効果)を重視し、人の手の感覚で走行テストと実装を繰り返しながら、走行性能に寄与する造形とデザイン性を融合させて作り込まれているといいます。

 今回の新型ヴェゼル モデューロXの発売中止に関してホンダは、昨今の慢性的な半導体不足や不安定な海外情勢などの複合的要因による生産の遅延のため、すでにヴェゼルを契約したユーザーへのデリバリーを優先するためと説明しています。

 なお新型ヴェゼル モデューロXが今後発売されるかどうかに関しては、現在ホンダからのアナウンスはありません。

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コメント

1件のコメント

  1. 非常に残念だけど、これは英断だと思う。
    今はとにかく、バックオーダーを捌くのを優先すべきだよね。
    ヴェゼルは相変わらず納期が長いからね。