世界初公開の新型「6代目インプレッサ」はMT廃止!? 賛否両論の「変化アリ!?」 6年ぶり全面刷新の現地反響は?

新型インプレッサは若者向きになった?「20‐30代の若い人に乗ってもらいたい」と開発主査

 アメリカでは「6代目インプレッサは、より若者世代にアピールするクルマに変化した」とさまざまなメディアが伝えています。

 確かにデザインも一層スポーティになり、グレードも「RS」は復活したものの、セダンボディの廃止や、それに伴う「プレミアム」グレードも廃止されました。(つまり全体的に高級志向が薄れてスポーツ志向が高まった)

 また、若者をターゲットにしたと考えられるもうひとつの装備はワイヤレスのApple CarPlayとAndroid Auto機能を備えた11.6 インチのスクリーンです。

「スポーツ」と「RS」グレードに標準装備されており、コンビネーション メーターと統合されたセンター インフォメーション ディスプレイとしても機能し、オーディオ、気温や湿度、車両機能のオンスクリーン コントロールも備えています。

きなスクリーンは「インフォテインメント」を楽しむには必須の装備といって良いでしょう。

 これまでインプレッサに採用された最大サイズは8インチとのことなので、6代目で新採用された11.6インチがいかに大きいかお分かりいただけると思います。

11.6インチのスクリーンを中央に備える新型「インプレッサ(北米仕様)」
11.6インチのスクリーンを中央に備える新型「インプレッサ(北米仕様)」

 ところで、日本でも近年目にする機会が増えた「インフォテイメントシステム」なる言葉。

 これはインフォテインメント【infotainment】=information(情報)+entertainment(娯楽)を合わせた造語で情報と娯楽を融合したシステムのことです。

 情報を得ることそのものが楽しみとなるようなサービスのことで、アメリカではスマートフォンやタブレットの普及、車内Wi-Fiなどの普及とともに、需要が高まっています。

 もっといえば、インフォテインメントシステムが充実していないクルマは評価が低くなる風潮もあります。

 クルマを運転する機能に直接かかわるものではないからか、日本車はこのインフォテイメントへの対応が遅いといわれ、米国では一時期、そのせいでJ.D.パワーなどの調査では低評価となったこともありました。

※ ※ ※

 最後に会場でお話を伺った6代目インプレッサ開発主査の毛塚紹一郎氏は次のように話しています。

「北米におけるスバル車は新車から10年経っても96%が使用されています。

 ほかの日本車に比べても長く、その耐久性の点でも高い評価を頂いています。

 新型インプレッサも20‐30代の若い人たちに長い期間、乗っていただけるクルマになると思います」

 今回グローバルデビューを飾った新型インプレッサは2024年モデルとして発表されていますが、2023年春には米国での販売が始まる予定で、日本への導入も待ち遠しいです。

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Writer: 加藤久美子

山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。

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2件のコメント

  1. WRCは???

    トヨタさんの大人の事情で
    完全撤退するのかな?

  2. WRX以外は、MTと言ってもセンターデフはDCCDではなくてビスカスだしね。元々魅力的には見えなかったよ。

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