まさか「ブルーバード」が数十年ぶりに蘇る!? 丸目4灯&水平グリル採用! レトロ顔「411」が現代に脚光を浴びる!?

毎年1月に開催される「東京オートサロン」ですが、2023年には丸目がレトロな「ダットサン ブルーバード(P411型)」をレストアした個体が展示される予定です。

丸目がレトロな「ダットサン ブルーバード(P411型)」

 毎年さまざまなカスタムカーやチューニングカーが展示される「東京オートサロン」。近年では、自動車メーカーの新車発表などもおこなわれています。
 
 そうしなかで、自動車専門学校の学生たちが手作業で作り上げる個体も存在します。

いま蘇る…「ダットサン ブルーバード(P411型)」をレストア! どんな経緯なのか?(画像提供:日本自動車大学校)
いま蘇る…「ダットサン ブルーバード(P411型)」をレストア! どんな経緯なのか?(画像提供:日本自動車大学校)

 千葉県にある自動車専門学校の日本自動車大学校のカスタマイズ科では、学生たちが作り上げるカスタムカーが話題となっています。

 毎年、東京オートサロンに向けていくつかのテーマ(車種)を製作しています。

 過去には、マツダ「ロードスター」をベースに「コスモスポーツ」を現代に蘇らせた「COSMO VISION」、日産「フェアレディZ ロードスター(Z33型)」をベースに「GT-R(R35型)」の見た目に仕上げた「NATS R35 Road Star」。

 さらにはレクサス「LM300h」のデザインに見立てた「LM800T」や、トヨタの3代目「クラウン(MS50型)」をアメリカンなローライダー仕様に仕立てたモデルなどが製作されました。

 そうしたなかで、東京オートサロン2023に向けても、トヨタ「アルファード」をベースにしたスーパーデューリートラック、トヨタ「86」をベースにGRコンセプトモデル「GT3」をオマージュしたモデル、マツダ「ロードスター(ND型)」をベースにした「MAZDA RX3 CABRIOLET」と呼ばれるモデルなどの製作が現在進められています。

 そうしたなかで、もう1台はカスタムカーではなくレストアをメインにしているといいます。

 レストアの対象となるのが「ダットサン ブルーバード(P411型)」です。

 1963年9月に登場した2代目ダットサンブルーバード(410型)。1965年5月のマイナーチェンジで411型へ進化しグリルやリアデザインが変更されています。

 ボディサイズは、全長4000mm×全幅1490mm×全高1435mm、ホイールベース2380mmとなり、エンジンは72馬力を誇る1.3リッターエンジンを搭載。

 なお、411型に設定された「1300SS」は、 1966年の東アフリカ・サファリラリーでのクラス優勝となるなどの実績も残しています。

 そんなブルーバード411ですが、日本自動車大学校の学生はどのような経緯でレストアすることになったのでしょうか。

 製作を担当した学生は次のように話しています。

「昨今の旧車ブームもさることながら、レストアの需要は高まっています。

 2022年のオートサロンでスバル『360』をレストア&カスタムして受賞されていたショップもあったほどその技術は注目されています。

 私たちの班もレストアの技術とカスタムを両方学びたくて今回チャレンジしました。

 411ブルーバードのルックスにエアサスセットアップで着地(完全着地は無理そうですが笑)を目指します。

 苦労する部分は、外板のレストア部分がかなり多く苦労しています。

 現代のクルマではないので形状の意味や、初めまして見る機構や部品の構造を確認しながらの作業で時間がかかっています。

 足回りにエアフォース様のエアサスを取り付けを進めていますが、専用設計のポン付けではないのでマウントやリンクを考えながら作るのに苦労しています。

 地元の千葉日産グループやそのほかパーツメーカーに多数部品協賛していただき製作完成を目指しております」

※ ※ ※

 50年以上前に登場した411ブルーバードですが、アツい想いをもった学生達によって、東京オートサロン2023にて、再び脚光を集めようとしています。

【画像】サバンナGTやアルファードトラックまで!? 凄いカスタムカーの実車を見る!(13枚)

【2023年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー