激レア「ピンクの免許」で自慢できる!? 運転免許証の更新には「写真持ち込み」がオススメの理由

これまで見てきた中で「もっとも驚いた写真」とは

―これまでに持ち込まれた写真で、変わったものはありましたか?

「最近ではPCやスマホでの写真加工技術が広く普及した影響もあるのか、持参写真でも画像加工の施されたものを用意してくる方がいます。

 しかしもちろん免許証は身分証明書でもありますので、当然ながら加工はだめです。

 もっとも驚かされた写真では、顔の下半分を他人の顔にしたりと、一目では分からない、驚くような合成写真が持ち込まれた例もありました。

 しかしそのような加工をされても、新しい免許証を発行する前には『過去の免許証の写真」と『今回持参した写真」で顔のパーツの位置が一致するかをコンピューターで確認していますので、合成写真の場合は一致率が低いと判断され、すぐに分かります。とはいえ、そこまでの写真はなかなかありませんが。

明確化された不適正な写真の一例(画像:警視庁)
明確化された不適正な写真の一例(画像:警視庁)

 一般的に注意する内容としては、写真の頭の上に必要な余白が無いと使用できませんので、その点や写真のサイズに注意してください。

 その他には主に以下のような基準がありますので、これに沿った写真をフォトスタジオや証明写真機で撮影いただければ基本的には大丈夫です。

○免許写真に使用できる主な判断基準

・写真のサイズは「縦3cm×横2.4cm」

・頭上に余白(3mm程度)がある

・頭に帽子や布をかぶっていない(宗教上又は医療上の理由がある場合を除く)

・顔も目線も正面を向いている

・上三分身のもの(近すぎない、かつ遠すぎない)

・無背景(後ろに何も写り込んでいない)

・顔や服装が背景に同化していない

・適度な明るさ(明るすぎない、暗すぎない)

・髪や眼鏡で目が隠れていない

・目を細めたり閉じていない

・口を大きく開けていない

・マスクや衣類で顔の全体や一部が隠れていない

 過去には背景がグラデーションの写真などは持ち込まれても使用できないなど、あるいは地域によって多少のバラつきがあったようですが、現在では規制はかなり緩和されており全国で統一されたルールも周知されているため、それに抵触しなければ使用に問題はありません。

 また、写真の基準以外の注意点ですが、持参写真での免許証は通常撮影の免許証と比較して作成に時間がかかるため、急いでいるような場面は避けて、時間に余裕をもって動くことをおすすめします。

 最後に、更新場所により持ち込み写真を受け付けていない所もあるので、事前にインターネットなどでご確認いただくようご注意ください。(例えば東京都であれば府中、鮫洲、江東の運転免許試験場のみなどが対象になります)」

※ ※ ※

 今回、筆者も持参写真での免許更新を実際に試してみましたが、事前の準備に多少の手間はかかったものの免許証の発行前に完成形が想像できたため、悪くない仕上がりになったと感じています。

 免許証を人に見せる機会の多い人、自分の持ち物にこだわりのある人、話のネタにしたい人など、ぜひ興味のある方は一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

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2件のコメント

  1. おれは黒がいいな、クジラ幕でも踏切模様でもいいが。

  2. 顔や背景はどうでも受け入れる!ゴールド免許が欲しい
    4回連続五年ブルー
    今、何か新たに免許を取得すればゴールドだけど
    取得する金(ゴールド)がない。

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