トヨタ 新型「プリウス プライム」世界初公開! 「突き抜けた」攻めた外観採用!? HEV仕様と共にLAで登場

2022年11月16日、北米トヨタは、新型「プリウス」と新型「プリウス プライム(PHVモデル)」の北米仕様車を、ロサンゼルスオートショー2022の前夜祭で世界初公開しました。

新型「プリウス」&新型「プリウス プライム」登場!

 2022年11月16日、トヨタの米国法人は、5代目となる新型「プリウス」と新型「プリウス プライム(PHEVモデル)」の北米仕様車を、同年11月18日より一般公開されるロサンゼルスオートショー2022の前夜祭で世界初公開しました。

世界初公開された北米仕様のトヨタ新型「プリウス プライム」
世界初公開された北米仕様のトヨタ新型「プリウス プライム」

 プリウスは、「21世紀に間にあいました。」のキャッチコピーで、1997年に世界初の量産型ハイブリッドカーとして誕生。北米市場には、22年前の2000年に2001年型として初めてプリウスが導入されました。

 現行モデルは4代目となり、これまでの歴代プリウスシリーズの北米を含めたグローバル累計販売台数は約505万台にのぼります。

 誕生から25年間、北米に上陸してから22年たったなか、5代目となる新型「プリウス」と新型「プリウス プライム(PHVモデル)」の北米仕様車が発表されました。

 新型プリウスの目標は「顧客の実用的なニーズを満たすだけでなく、感情的な魅力も備えた車両」だったといいます。

 新型「プリウス」および新型「プリウス プライム(PHVモデル)」は第2世代のTNGA-Cプラットフォームを採用。4代目モデルと比較して軽量化や剛性の向上、低重心を実現しています。

 これにより、ワイドなスタンスと低いドライビングポジションが実現し、軽快な走りと快適性を両立しています。

 エクステリアでは、モダンで先進的、そして控えめなスタイルが特徴的です。空力性能を感じさせる突き抜けたシルエットの新型プリウスは、ルーフラインを先代より2インチ下げ、よりスポーティな印象になっています。

 インテリアは、「アイランドアーキテクチャー」コンセプトにより、圧迫感のない広々とした空間と運転に集中しやすいコックピット感覚を両立しています。

 パワートレインには、先代に比べ排気量を拡大した2.0リッターエンジンと新開発のリチウムイオン電池を組み合わせた第5世代ハイブリッドシステムを採用しました。

 最高出力は194馬力に達し、前輪駆動(FF)モデルで0-96km/h加速は7.2秒となり、4代目のプリウスのFFモデルの9.8秒と比較して26%短縮しています。なお全輪駆動(4WD)モデルでは、0-96km/h加速は7.0秒です。

 また全輪駆動モデルではリアモーターには高出力のIPM(Interior Permanent Magnet)モーターを採用し、コンパクトな設計とすることで低トラクションでの登坂性能と旋回時の安定性を高めています。

 さらに、エレクトロニック・オンデマンドAWDシステムを採用し、発進時や雪道などの滑りやすい路面での走行時に安定した走行性能を実現しています。

 また全モデルで、NORMAL、ECO、SPORTの3つのドライブモードを用意。ECOモードでは、アクセル操作に対する駆動力の上昇をやや抑えることで、よりきめ細かなアクセルコントロールを可能にし、燃費を向上させます。POWERモードやSPORTモードでは、低・中アクセル開度での駆動力を高め、スロットルレスポンスを向上しています。

 新型プリウス北米仕様のボディサイズは未発表ですが、画像をみる限り、日本仕様との相違点は、サイドマーカーやリアに配されるエンブレム程度とみられます。

 なお日本仕様のボディサイズは、全長4600mm×全幅1780mm×全高1430mmです。

 北米仕様の新型「プリウス」では、LE、XLE、リミテッドの3つのグレードが用意されます。

 最上級グレードとなるリミテッドでは、12.3インチのオーディオマルチメディアタッチスクリーンや8つスピーカーによるJBLプレミアムオーディオシステムが標準装備されます。

 また、LEの前輪駆動モデルについては、燃費が公開されており、57MPG(約24.2km/L)に達し、これまでで最も燃料効率の良いプリウスとなったといいます。

 先進安全・運転支援システムには、最新のToyota Safety SenseであるTSS 3.0が標準装備されます。

※ ※ ※

 新型プリウス プライム(PHVモデル)では、SE、XSE、XSEプレミアムの3つのグレードが用意されます。

 全グレードで、EV航続距離は、先代モデルより50%以上増加、さらに100馬力近くパワーアップし最高出力220馬力を発揮し、0-96km/h加速は6.6秒になりました。

 最上級グレードとなるXSEプレミアムでは、プリウスと同様、12.3インチのオーディオマルチメディアタッチスクリーンや8つスピーカーによるJBLプレミアムオーディオシステムが標準装備されます。

※ ※ ※

 新型プリウスについて、北米トヨタ副社長兼ゼネラルマネージャーのDave Christ氏は次のようにコメントしています。

「会社として、未来に向けた新しいプリウスの開発を目標に掲げ、我々の設計・エンジニアリングチームはそれを見事に実現しました。プリウスという名称は、“ハイブリッド”というひとつのカテゴリーを象徴するものであり、その重みは非常に大きい。2023年モデルの新型プリウスとプリウス プライムは、この重要な遺産を引き継ぐと確信しています」

 新型となる2023年型プリウスの価格と発売日は、日本同様現在公開されておらず、今年後半に発表される予定です。

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1件のコメント

  1. 内装の樹脂が多くて安っぽい。

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