「キャーな乗りもの」からどう進化!? スバル新型「レックス」SUV化で30年ぶり復活! 全貌は?

スバルが発表した新型「レックス」はダイハツからOEM供給を受けるSUVです。スバルといえばAWD車が販売のメインにしていますが、新型レックスは2WDのみ。一体なぜなのでしょうか。

パワートレイン数は絞られた設定で登場

 スバルは、2022年11月11日に新型SUV「レックス」を発表。同社の小型SUVとしては初のモデルになるということです。

 レックスといえば、スバルが1992年まで販売していた軽自動車の車種名としても知られていますが、今回登場した小型SUVのレックスはどのようなモデルなのでしょうか。

スバル新型SUV「レックス」
スバル新型SUV「レックス」

 軽自動車としての初代レックスは、1972年に発売されました。1982年に2代目へフルモデルチェンジ。

 1986年には、「キャーな乗りもの。」というキャッチコピーが掲げられた3代目が登場しました。

 3代目では、スーパーチャージャーの搭載により動力性能を高めたグレードも追加設定。スーパーチャージャーは、その後登場するスバル製軽自動車のスポーティグレードでは定番となります。

 軽自動車としてのレックスの歴史は1992年に幕を下ろし、後継車種となる「ヴィヴィオ」にバトンタッチしました。

 一方、2022年に登場した小型SUVのレックスは、ダイハツ「ロッキー」のOEM車です。車種名としては30年ぶりの復活となります。

 ロッキーに対する内外装の違いはメーカー/車種名のエンブレム程度となる一方、搭載されるパワートレインの種類はロッキーから絞られています。

 ロッキーは、1.2リッターガソリンと1.2リッターハイブリッド(e-SMART HYBRID)、1リッターターボの3種類が用意されるのに対し、新型レックスは1.2リッターガソリンのみ。

 また駆動方式についてもロッキーの4WD仕様が1リッターターボに設定される都合から、新型レックスは2WDのみの設定です。

 新型レックスの価格(消費税込、以下同様)は182万円からです。

 なお、スバルは、ロッキーより上の車格となる自社開発のSUVとして、新型「クロストレック」を2023年に発売予定。

 こちらは2WD仕様と4WD仕様から選択でき、販売店の情報によると2WD仕様が266万2000円から、4WD仕様が288万2000円からの価格設定になるとされています。

 OEM車である新型レックスの追加により、スバルのSUVラインナップがさらに幅広くなったといえるでしょう。

 それではここでクイズです。

 スバルの現行登録車ラインナップのなかには、新型レックスのほかにもう一台、ダイハツからOEM供給を受ける登録車が存在します。

 その車種は新型レックスと同様、スバルがかつて自社生産・販売していた車種の名前が復活して採用されているのですが、その車種名は次のうちどれでしょうか。

【1】ジャスティ

【2】レオーネ

【3】プレオ

【4】R2

※ ※ ※

 正解は【1】の「ジャスティ」です。

 2022年現在販売されているジャスティは、ダイハツ「トール」のOEM車となり、スバルの登録車では唯一の後席両側スライドドア車となります。

 一方、スバルの自社生産・販売車としてのジャスティは、1984年から1994年まで販売されました。世界で初めてCVT(無断変速機)を搭載した仕様をラインナップ(1987年に追加)したことでも知られています。

※クイズの出典元:くるまマイスター検定

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