レクサスが速くてド派手な新型「RX500 hF SPORT Performance」実車展示! 目立ち過ぎる紫カラー仕様を米でお披露目

米国で開催されたSEMAショー2022ではド派手な新型「RX500 hF SPORT Performance」がお披露目されました。日本では2022年秋頃の発売を予定しています。

紫ボディが目立つ! SEMAショーで新型「RX500 hF SPORT Performance」がお披露目された

 日本では2022年秋頃の発売を予定しているレクサス新型「RX」。すでに発売に先駆けてさまざまなイベントなどで実車が展示されています。
 
 そうしたなかで、米国で開催されたSEMAショー2022ではド派手な新型「RX500 hF SPORT Performance」がお披露目されました。

SEMAショー2022で世界初公開されたレクサスのド派手SUV新型「RX500 hF SPORT Performance」(撮影:加藤博人)
SEMAショー2022で世界初公開されたレクサスのド派手SUV新型「RX500 hF SPORT Performance」(撮影:加藤博人)

 5代目にフルモデルチェンジしたレクサス「RX」は2022年5月31日に米国で発表されました。

 そのなかで「RX 500h F SPORT Performance」は新型RXの最上級グレードに位置づけられるモデルです。

 米国での価格は6万2750ドルから(1ドル=140円で換算878万5000円~)と価格もゴージャス。

 米国で販売される新型RXは10グレードが展開されており、ベースグレードのRX350は4万8550ドル(679万7000円)なので、トップグレードの「RX500h F SPORT Performance」とは約200万円の価格差となっています。

 このド派手なRX500hが登場したSEMAショーは自動車のチューニングパーツやカスタムパーツだけでなく、洗車・カーケア用品やリペア用品、電装品にホイール、タイヤなど、販売後の自動車に関係してくるすべての「アフターマーケット」製品をお披露目する場です。

 主催団体はSEMA(Specialty Equipment Market Association、米国自動車用品工業会)で、1967年より毎年開催している世界最大級のアフターマーケットと見本市となります。

 そして、それら新製品を用いてカスタムされた展示車両も魅力のひとつです。

 レクサスは例年、トヨタブースと離れた場所にブースを構えていましたが2022年は、これまで巨大なブースを構えていたフォードとGMが出展を見送ったこともあり、ついにトヨタがセンターホールの中心となる巨大ブースに、レクサスと並んでの出展がかなうことになったのです。

 スペースも広くなったことで、キャンピングカーやオーバーランド系のカスタムからサーキット系の最速モデルまで幅広いジャンルの展示がおこなえるようになりました。

 2022年のSEMAショーでは合計6台のカスタムカーをレクサスは出展。そのなかでも、もっともド派手なラッピングが施され、注目を集めていたのがRX500h F SPORT Performanceです。

 RXは1998年に初代モデルが登場。2代目まではトヨタ「ハリアー」と共通のボディを持つ高級SUVでしたが、3代目以降はハリアーとは全く別の設計となりました。

 ちなみにRXは発売以来、レクサス九州工場で組み立てられてきましたが、北米向けのRXに関してはカナダ・オンタリオ州ケンブリッジの工場で製造されており、部品の約25%%が日本から調達されています。

 日本以外で生産される初めてのレクサス車として知られており、RXは2005年以降ほぼ毎年、カナダとアメリカ合計で年間約11万台から12万台が販売されており、ハイブリッドの高級SUVとして非常に高い人気を誇っています。

 今回、SEMAのレクサスブースに出展された「RX500h F SPORT Performance」グレードはT24A-FTS型2.4リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載、システム合計の出力は366馬力に達しています。0‐100kmは約5.9秒を誇る史上最速のRXです。

 後部のeAxleを活用する四輪駆動システム「DIRECT4」と組み合わせて気持ちの良いハンドリングと卓越したパフォーマンスを実現しています。

 今回、レクサスはRX500h F SPORT Performanceをラッピング業界で有名なオラフォル社製オラカルブランドのシートでフルラッピング。

 ヴァイオレットメタリックのマットシートをまとったボディはただただゴージャスです。足元はレイズ・エンジニアリングが手掛ける鋳造ホイールブランド「HOMURA」の2X15BD(22x9J)にミシュランのパイロットスポーツ4S(265/40ZR22)を組み合わせることで純正の21インチホイールよりも抜群な存在感を発揮させています。

 なお、実は2021年のSEMAレクサスブースに出展された「IS 500 F SPORT」にもORACALR970RAをはじめとしたオラフォル社の最新技術がふんだんに盛り込まれたラッピングが施されています。

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 また今回のレクサスブース、RX500h F SPORT パフォーマンス以外にも、ラインナップ最上級の「LX」や、「GX」などのカスタムカーをレクサスはお披露目しました。

 全体的な傾向としてはSUVが中心でしたが、それ以外にもハイパフォーマンスセダンの「IS350」に、「LS 500」のV6ツインターボエンジンを換装したビルドや、純電動ハイパーカーのコンセプトカーも展示しており、多くの来場者が最高級カスタムが施されたレクサスの世界に酔いしれました。

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Writer: 加藤久美子

山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。

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