レクサス本気の「どこでもキャンプ仕様」を世界初公開!? 聞き慣れないSUV「GX460」に注目! アウトドア仕様を米でお披露目

近年世界的な流行を見せる「オーバランド」ですが、レクサスはSEMAショー2022にて「GX460 オーバーランドコンセプト」を公開しました。どこでもキャンプができる仕様とはどのようなものなのでしょうか。

レクサスのどこでもキャンプ仕様をお披露目!

 米国・ラスベガスで開催したカスタムカー・アフターマーケット見本市「SEMAショー2022」にて、レクサスは「GX460 オーバーランドコンセプト」を公開しました。
 
 日本では販売されていないレクサスのミドルサイズSUVですが、どのようなクルマなのでしょうか。

レクサスが本気の「どこでもキャンプ仕様」となる「GX460 オーバーランド コンセプト」をお披露目した!(撮影:加藤博人)
レクサスが本気の「どこでもキャンプ仕様」となる「GX460 オーバーランド コンセプト」をお披露目した!(撮影:加藤博人)

 SEMAショーはSEMA(Specialty Equipment Market Association、米国自動車用品工業会)が1967年より年に一回開催している自動車アフターマーケットの見本市です。

 チューニングパーツだけでなく、タイヤやオフロード用品、板金塗装、補修、カーケア用品など、自動車を販売した後のことにかかわる「アフターマーケット」製品がこぞってお披露目される場となります。

 そして、それら新製品を使用したカスタムカーもショーの醍醐味のひとつです。

 パーツメーカーだけでなく、自動車メーカーもSEMAショーに出展しています。

 各メーカーが展示するド派手なカスタムカーは単なるカスタムだけでなく、エンジン換装といった大掛かりなチューニングを伴っている場合も多く、毎年来場者からの注目を浴びる存在です。

 もちろん日本の自動車メーカーもSEMAショーへ積極的に参加しています。

 2022年のSEMAショーでは毎年参加していたフォードやシボレーが相次いで出展しないことを発表し、業界全体に大きな衝撃が走りました。

 そのかわり、かつてのフォードが展示していた巨大なスペースをトヨタが使用することになり、以前よりも充実した出展内容となっています。

 レクサスのブースは2021年までトヨタから離れていましたが、2022年はトヨタと並んでの展示となりました。

 レクサスは2022年のSEMAショーにて5台のカスタムカーを世界初公開。

 なかでもGX460をカスタムした「GX460 オーバーランドコンセプト」はブースの中心に展示され、行き交う来場者の注目を集めました。

 アメリカでは新型コロナウィルスの影響により、山道や森の中のオフロードを移動しながら山奥でキャンプする「オーバーランド」が大流行を見せています。

 商業施設は休業、人との関わりも少なくなったこのご時世、世間から離れた広大な大自然を楽しむスタイルが多くの人の心に響いた形となります。

 SEMAショーでもオーバーランドに関連した出展が目立つようになってきています。

 悪路走行にマストなパーツや、キャンプ生活に必須な無線装置、冷蔵庫、ルーフラックなどの新製品も数多くお披露目されました。

 各自動車メーカーもこのオーバーランド需要を商機と捉え、それに関連したカスタムカーを展示したり、オフロードパーツメーカーとの協業を発表したりと、その姿勢を明確にしています。

 レクサスもその例外ではありません。今回、レクサスはランドクルーザー系車種のオフロードカスタムを得意とするユタ州の「クルーザー・アウトフィッターズ」とタッグを組み「GX460 ブラックライン・エディション」をカスタム。

 GX460の持つラグジュアリーさはそのままに、オフロード走行、そして人里離れた場所での逃避行も快適な1台を作り上げました。

 目的地にたどり着くまでの道のりはたやすいものではありません。

 さまざまな地形でもしっかりと走るべく、サスペンションとアッパーコントロールアームはオーストラリアの「オールド・マン・エミュー」が手掛けるキットを装着。

 275/65R18のトーヨータイヤ「オープンカントリー M/T」と一緒に、乗員に安心かつ刺激的なオーバーランド体験をもたらします。

 利便性を高めるため、フロントバンパーはウィンチが装備されたCBI製のものへと交換。これ以外にもスキッドプレートやサイドシルプロテクターもCBI製を使用しています。

 もちろん、単に悪路を走れたら良いというわけではなく、荷物も搭載できるようにしないといけません。

 グース・ギア製の引き出しタイプのストレージやCBI製のルーフラックには炊事システムやストーブ、テーブル、冷凍冷蔵庫、エアコンプレッサーなどが収納されています。

 それに加えてヤキマ製のルーフテントも備えているので、快適なアウトドア活動が過ごせること間違いないでしょう。

 さらに夜の大自然では強力な灯火類が味方になります。

 ルーフラック、バンパーには「リジッド・インダストリーズ」製のライトバーとフォグランプを装備し、真夜中の走行でも安全を確保。

 また、八重洲無線のFTM-6000RやARBのパンク修理キット、そしてスペアタイヤも搭載しているので万が一の際でも安心です。

 レクサスはこのGX460だけでなく、LX600やRX500hなどのカスタムカーも多数発表。

 LS500のV6ツインターボエンジンを換装したIS350や、純電動ハイパーカーのコンセプトモデルも展示し、多種多様な需要を見据えた方針を明確にしました。

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Writer: 自動車ライター加藤博人

下関生まれ、横浜在住。2017年に初めて訪中した際に中国車の面白さに感動、情報を集めるうちに自ら発信するようになる。現在は慶應義塾大学環境情報学部にて学ぶかたわら、雑誌やウェブへの寄稿のみならず、同人誌「中国自動車ガイドブック」も年2回ほど頒布する。愛車は98年式トヨタ カレン、86年式トヨタ カリーナED、そして並行輸入の13年式MG6 GT。

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