覆面「クラウン」を見分ける手段! 「警察官2人乗車」に要注意!? 覆面パトカーを見分ける5つの方法は
一般車両に溶け込んで交通取り締まりをおこなう「覆面パトカー」について、見分ける方法はあるのでしょうか。今回は5つの方法について見ていきます。
覆面パトカーはどう見分ける?
高速道路などを走っていると、サイレンを鳴らし赤色ランプを点灯した覆面パトカーが急に現れ、スピード違反を取り締まっている光景を見かけることがあります。
なにも身に覚えがなくても、覆面パトカーの緊急走行を見るとドキッとしてしまう人も多いと思いますが、一般の車両と覆面パトカーを見分ける方法はあるのでしょうか。
そもそも覆面パトカーは、正式名称「交通取締用四輪車」といいます。
一般の車両と同様の見た目をした警察車両で、「捜査用」「警護用」「交通取り締まり用」などに分類されます。
捜査用は事件が発生した際に犯人の追跡や聞き込みなどの捜査をおこなう車両であり、警護用は政府関係者や海外からの要人などを守る際に使用される車両です。
交通取り締まり用は、高速道路や一般道路などで交通違反を取り締まっており、一般の人にとって目にする機会の多い警察車両といえます。
今回は一般の人にとってより身近な交通取り締まりをおこなう覆面パトカーにスポットを当て、5つの見分け方について見ていきます。
まずひとつ目は「車種で見分ける」という方法です。
一般的に覆面パトカーはセダンタイプの車両が多いほか、スピード違反のクルマを追跡するという特性上、比較的排気量が大きく加速力に優れた車種が選ばれることが多くなっています。
覆面パトカーとして使用できるクルマは、細かい選定基準をクリアする必要があり、ボディサイズやドアの数、ピラーの有無、排気量など、その規定はさまざまです。
この基準を満たす車種は自然と絞られるため、各自動車メーカーから特定の車種を採用しています。
これまでにはトヨタ「クラウン」や「マークX」、スバル「レガシィ」や「WRX S4」など、さまざまな車種の覆面パトカーが目撃されています。
なかでもクラウンは、規定基準に合ったモデルとして、多くの覆面パトカーに使用されています。
ふたつ目の見分け方として「ナンバーを確認する」という方法が挙げられます。
先ほど述べたように覆面パトカーは排気量が比較的大きい車両を選定しており、いわゆる「3ナンバー」であることが多くなっています。
また基本的にパトカーは所属する都道府県警察の管轄内で活動するため、ナンバープレートの地域名が他の都道府県のものであれば、覆面パトカーである可能性は低いといえるでしょう。
3つ目は「車両の特徴で見分ける」という方法です。
覆面パトカーの屋根の中央部には赤色ランプを格納するスペースがあったり、後部座席の窓ガラスがプライバシーガラスと呼ばれる車内が見えにくい仕様のものになっているなどの特徴があります。
格納されている赤色ランプは、覆面パトカーがスピード違反の疑いがある車両の速度を計測する際、屋根に出てきて点灯します。
覆面パトカーの屋根を上から見ると、中央部に四角い切れ込みがあるため、バス、トラックなど車高の高いクルマからは確認できるかもしれません。
さらに覆面パトカーにはバックミラー(ルームミラー)が2個付いているケースもあり、これは運転席と助手席に乗車した警察官がそれぞれ周囲を確認するために設置されています。
自動車教習所の車両にバックミラーが2個設置されていることもありますが、一般車両にはまず付いていない装備であるため、ミラーの有無で覆面パトカーかどうかを判断することが可能といえるでしょう。
そのほか覆面パトカーはブラックやホワイト、シルバーなど、あまり派手ではない色の車両であることが多く、また毎日丁寧に洗車されているため、きれいな状態で走っている可能性が高いです。
一概にはいえませんが、目立たない色の方が交通取り締まりをおこないやすいのかもしれません。
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