意味があるナンバーのひらがな、4文字だけ不採用のワケ 将来は語呂合わせ加速も?
一般的な自動車のナンバープレートでは、4桁の数字のとなりにひらがなが1文字記載されていますが、ここで決して見られないひらがなが数文字あります。なぜ、一部のひらがなは使用されていないのでしょうか。その理由を探りました。
アルファベットが使われることも
自動車に取り付けられているナンバープレート。一部の特殊な車両をのぞき、その一般的な記載内容は上段左から順に、登録を行った運輸支局などの場所を示す地名、自動車の用途や大きさなどをしめす3ケタまでの数字、下段左に移って1文字のひらがな、そして右に「一連指定番号」と呼称される4ケタの数字です。
このひらがなの部分、実はいくつか“使われていないひらがな”があります。
そこに記載されるひらがなは、その文字ごとに意味する内容が決められており、「自家用」「事業用」「貸渡(レンタカー用)」「駐留軍人・軍属私用等」という形に大別され、それぞれに42字のひらがなが割り当てられています。「駐留軍人・軍属私用等」にはアルファベットも使用され、具体的には以下の通りです(軽自動車は異なる)。
・自家用
さすせそ たちつてと なにぬねの はひふほ まみむめも やゆ らりるろ
・事業用
あいうえ かきくけこ を
・貸渡(レンタカー用)
わ れ
・駐留軍人・軍属私用等
E H K M T Y よ
現行のひらがなは46字で、ナンバープレートに使用されているひらがなは42字。よって、使われていないものが4つあることになります(軽自動車も同様の4文字が使われていない)。
それは「お」「し」「へ」「ん」。なぜ、これら4字は使用されていないのでしょうか。