トヨタが個性ある「新型SUV」を発売! ゴージャスな「シャンパンゴールド」採用の斬新デザインに注目!「bZ4X」を中国投入へ
日本と中国で何が違うのか…ボディカラーは中国専用が豪華!?
中国仕様のデザインも全く同一のものとなっており、会社間の差別化も図られていません。
こうした背景にはトヨタがまとめて「bZシリーズ」の一員として展開したいという考えがあると見られます。
また、価格も両者とも足並みを揃え、ベースグレードは19万9800元(邦貨換算:約406万8100円)からスタート。
一汽トヨタでは5つのグレードを展開し、もっとも高額である「四駆高性能Premium」グレードでは28万4800元(約579万8800円)。
一方で、広汽トヨタ版bZ4Xも同じく5グレード、上から2番目のグレードまでは同じ価格となりますが、最上級グレード「X-MODE四駆Ultra」は一汽トヨタより3000元高い、28万7800元(約585万9900円)です。
ボディカラーのラインナップも日本仕様と異なります。
日本仕様ではベース色として「プラチナホワイトパールマイカ」「プレシャスシルバー」「プレシャスメタル」「ブラック」「エモーショナルレッドII」「ダークブルーマイカ」の6色を展開。
一方の中国仕様では「ダークブルーマイカ」が存在しない代わりに、中国限定のシャンパンゴールドのような「暮光金」、そしてパールシルバーのような「皎月銀」の2色が追加されています。

バッテリーは、日本仕様ではトヨタとパナソニックが共同出資する「プライムプラネット エナジー&ソリューションズ(PPES)」製の容量71.4 kWhのみです。
それに対し、中国仕様では中国バッテリー大手「寧徳時代(CATL)」が製造、ベースグレードは容量50.3 kWh、それ以上のモデルが容量66.7 kWhとなります。
また、航続距離(中国独自のCLTC方式)はベースグレードが400km、「長続」グレードの前輪駆動モデルが615km、そして「長続」の四輪駆動モデルが560kmとです。
ちなみにバッテリー保証は日本と同様の10年20万キロとなっています。このように、新型bZ4Xは仕向地によって仕様の違いが見られるというわけです。
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これまでもトヨタは中国でEVを販売していましたが、この新型bZ4Xをもってして、さらに販売台数を増やしていくことでしょう。
同じ2022年10月には中国の自動車メーカー「BYD」と共同で開発した純電動セダン「bZ3」も正式に発表されており、今後トヨタが見せるBEV戦略の本気度がますます加速しそうです。
Writer: 中国車研究家 加藤ヒロト
下関生まれ、横浜在住。2017年に初めて訪中した際に中国車の面白さに感動、情報を集めるうちに自ら発信するようになる。現在は慶應義塾大学環境情報学部にて学ぶかたわら、雑誌やウェブへの寄稿のみならず、同人誌「中国自動車ガイドブック」も年2回ほど頒布する。愛車は98年式トヨタ カレン、86年式トヨタ カリーナED、そして並行輸入の13年式MG6 GT。
























