日産新型「Z」より凄いZ現る? 美しいロングノーズ&ブルーシート採用の「240Z」 17万キロ走行でも1000万円の個体とは
17万kmも走った240Zが1000万円!?
現在でも世界中のクラシックカーファンから支持を集める240Zですが、2022年10月現在、米国の中古車市場で、最初期の240Zが販売されています。
ペンシルベニア州・モーガンタウンにある「Classic Auto Mall」で販売されているこの240Zは、1969年に販売された1970年モデルの個体です。
ホワイトのボディカラーとコバルトブルーのインテリアカラーの組み合わせが美しいこの個体は、ほとんどがオリジナル状態といいます。
生産されてから50年以上の歴史のなかで走行した距離は10万6000マイル(約17万590km)におよび、いたるところに時代を感じさせますが、トランスミッションやクラッチ、シートなどは程度の良いものに交換されています。
販売店が「(各パーツの交換は)運転を楽しむことを目的としている」と説明するように、この240Zはあくまでも走行することを目的とされており、単なるコレクターズアイテムとして販売されているわけではないことがわかります。
AMラジオが機能しないなどのマイナートラブルはあるようですが、240Zのもつすばらしい加速やハンドリングは当時のままであるといいます。

一方、その価格は多くのユーザーを驚かせるものです。
この個体に付けられたプライスタグは6万9000ドルであり、円安が進んでいる昨今とはいえ、日本円にすると1000万円強の価格となっています。
ただ、オリジナルに近い状態が維持された240Zはめずらしいことを考えると、この価格も妥当なものといえるのかもしれません。
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発売まもない新型フェアレディZは、すでに中古市場では新車価格を大きく超える値段が付けられています。
しかし、その「ご先祖様」も負けず劣らずプレミア化していることがうかがえます。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。
































