ついに「SUV」ないメーカー“ほぼ”なくなった!? 世界最速級の「新型SUV」登場! ロータスが「エレトレ」の詳細を公開
2022年10月25日、イギリス・ロータスは、同社初の電動SUV「ELETRE(エレトレ)」の詳細を公開しました。このクルマが発売されれば、SUVがラインナップに無い量販車メーカーは世界中でほとんどなくなってしまいます。
ロータスもついにSUV! これでSUVないメーカーほぼなくなった?
2022年10月25日、イギリスのロータスは、同社初の電動SUV「ELETRE(エレトレ)」の詳細を公開しました。
このクルマは、Eletre、Eletre S、Eletre Rの3つのバリエーションで展開されるといいます。
ロータスは、イギリスのスポーツカーメーカーです。ライトウェイトスポーツカーを中心に展開しており、SUVを製造・販売するのは同社にとって初となります。
今回発表された新型エレトレは、同社の約75年間にわたるスポーツカーの設計とエンジニアリングのコア技術などロータスのDNAを採用した、同社が「世界初の電動ハイパーSUV」と銘打つニューモデルです。
そのプロポーションは、キャブフォワードのスタンスで、長いホイールベース、前後のオーバーハングが非常に短いなど、大胆かつドラマチック。フロント部にガソリンエンジンを搭載しないことで短く設計できたボンネットは、ロータスの象徴であるミッドエンジンレイアウトのスタイリングを踏襲しています。
エクステリアデザインは、スポーティでエッジの効いたデザインに仕上がっています。
インテリアは、ロータスが「ロータスのインテリアをかつてないほど新しい次元に押し上げた」と語るパフォーマンス志向で技術的なデザイン。4人乗りもしくは5人乗りを選択可能で、ルーフは固定式のパノラマ・ガラス・サンルーフになっており、明るく広々とした室内空間を演出しています。
このように内外装ともにスポーティな印象のエレトレは、大きく分けて3つのグレードに別れます。
ベースグレードとなる「エレトレ」とアクティブリアスポイラーやアンビエントライティング、照明付きサイドシル、自動防眩サイドミラーなど、多数の機能が追加される「エレトレS」、最上級グレードとなり同社が「世界最速のデュアルモーターSUV」と語る「エレトレR」です。
パワートレインでは、エレトレ/エレトレSには最高出力603馬力・最大トルク710Nmを発揮するモーターを、エレトレRには最高出力905馬力・最大トルク985Nmを発揮するモーターを搭載しています。
これにより、0-100km/h加速はエレトレ/エレトレSで4.5秒、エレトレRで2.95秒。最高時速はエレトレ/エレトレSで258km/h、エレトレRで最高時速は265km/hに達します。
全グレード共通で112kWhのバッテリーが搭載されており、最大航続距離はエレトレ/エレトレSで373km、エレトレRで304kmとなります。
ボディサイズは全グレード共通で、全長5103mm×全幅2135mm×全高1630mmと、ロータスのクルマの中で最も大柄です。
価格は地域によって異なりますが、本国であるイギリスでは、エレトレが8万9500ポンド(約1518万円)、エレトレSが10万4500ポンド(約1773万円)、エレトレRが12万ポンド(約2036万円)です。
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新型エレトレの出現まで、ロータスはSUVラインナップを持たない、世界でも数少ない希少な自動車メーカーのひとつでした。
トヨタやメルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン、フィアット、ボルボといった世界の主要メーカーはもちろん、ポルシェをはじめ、ランボルギーニやフェラーリなどのスーパーカーメーカー、ロールスロイスやベントレーといった超高級車メーカーまでSUVをラインナップしています。
ロータスがSUVを発表したいま、もはやSUVラインナップが無い世界の主要自動車メーカーは、イギリスのスーパーカーメーカー「マクラーレン」くらいになってしまいました。
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