ついに全国制覇!? 移動式オービスの「肖像権問題」はどうなった? 6年越しの配備状況とは

全国各地に配備されている「オービス(速度違反取締装置)」ですが、近年では移動式のものが主流となりつつあります。2016年から配備の始まった「移動式オービス」ですが、2022年10月現在の導入状況はどのようになっているのでしょうか。

ついに全都道府県に配備された「移動式オービス」

 速度超過を自動で取り締まる「オービス(速度違反取締装置)」ですが、近年では移動式のものが主流となりつつあります。
 
 2016年から配備の始まった「移動式オービス」ですが、2022年10月現在の導入状況はどのようになっているのでしょうか。

ついに全国配備された「移動オービス」その実態は?
ついに全国配備された「移動オービス」その実態は?

 すべての公道には制限速度が設定されていますが、スピード超過をするドライバーが跡を絶たないのが現状です。

 クルマに関する重大事故の多くがスピード超過に起因しているといわれていることから、警察では交通機動隊を中心に厳しい取り締まりがおこなわれています。

 ただし、限られた人員のなかで多くの地域の取り締まりをおこなうのには限界があるのも事実です。

 そこで、一部の道路ではいわゆる「オービス」が設置され、無人もしくは少数の警察官での取り締まりがおこなわれています。

 オービスは、正式名称を「速度違反取締装置」といい、日本においては1970年代より設置が開始されています。

 ちなみにオービスとは、ボーイング社による商標であるため、厳密にいえば他社製のものは「オービス」とは呼べませんが、現在では速度違反取締装置一般を表す名称として広く用いられています。

 かつては全国で700を数えたという「固定式オービス」ですが、現在では450前後まで減少しているといいます。

 その大きな理由としては機器の老朽化が挙げられます。

 固定式オービスによる取り締まりの成果と維持コストのバランスを考慮すると、撤去したほうが合理的というケースが増えているようです。

 一方、これまでの固定式オービスに変わって近年導入が進んでいるのが、「移動式(可搬式)オービス」です。

 これは、その名のとおり任意の場所に設置することのできるもので、日本では2016年に埼玉県で配備されて以来、全国へと広がっています。

 固定式オービス」と異なり、省スペースでの設置が可能であるため、道幅の狭い生活道路やトンネルなどへと配備されたケースもあるなど、その神出鬼没ぶりに多くのドライバーが安全運転に対する意識を強化しています。

 そんな移動式オービスですが、2022年9月13日より新潟県での運用がはじまったことで、全国47都道府県すべてに配備されました。

 全国における配備数はすでに100を超えており、その数は年々増加傾向にあるといいます。

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2件のコメント

  1. 10キロオーバーから撮影し
    悪質や何回もや違反する場合は取り締まりましょう!

  2. この記事には誤りがあり、誤った情報を公にしています。
    重大事故の多くは速度超過が起因、と記載していますが、
    ニュースで報じられる事故、決して速度超過により発生
    している訳では無く、むしろ速度超過が主要因の事故は
    少ないデータがあります。

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