超ド級な豪華セダン「紅旗・H6」初公開! 迫力グリル採用の全長5m級ラグジュアリースポーツ! 中国投入が明らかに!
まさにラグジュアリー4ドアスポーツセダン!? デザイン&スペックは?
フロントマスクは紅旗の近年の流れを汲むデザインとなっており、H9やH5でも見られる「山奥を流れる滝」をイメージしたグリルが目を惹きます。
ただ、フロント部は前端にいくほど絞られているデザインとなっており、既存車種とは違うスポーティさがここから感じ取ることができます。
サイドのシルエットも近年の流行であるクーペ風セダンの形状をとっています。
フルモデルチェンジでより保守的で高級志向な形状となった新型H5とは違うテイストで、どちらかといえば、スポーティさを重視した初代H5の正当な後継モデルといえるかもしれません。
特徴的な左右一体型のリアコンビネーションランプも近年の紅旗車種では当たり前の要素ですが、H6ではより曲線重視で有機的なデザインとなっているのに加え、若干スモークがかっているようにも見えます。
また、マフラーはセンター2本出しのスタイルを採用、それをバンパー下部の曲線と上手く組み合わせたデザインとなっています。
ボディサイズは全長4990mm×全幅1880mm×全高1455mm、ホイールベース2990mmとなっており、2代目H5(同じくホイールベース2990mm)をベースにしていることがわかります。
現在判明しているパワートレインはCA4GC20TD型2リッター直列4気筒ターボエンジンのみ。
チューニングによって出力221hpと248hpの2種類が用意されており、前者は「40TD」、後者は「45TD」のモデル名が付与されています。
H5やH9には設定されている48Vマイルドハイブリッドハイブリッドが同様に用意されるかは不明です。
H6は今までになかったモデルですが、H5のスポーツモデルと解釈することはできそうです。
2017年に登場した初代H5はスポーティ寄りのデザインで、結局市販化はされなかったものの、2019年の上海モーターショーではコンセプトモデル「H5 スポーツ」をお披露目。
それが2022年6月に登場した2代目H5では、フラッグシップのH9をそのまま小さくしたようなデザインが特徴で、より高級さを重視した設計となりました。
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今回のH6投入により、第一汽車は欠けていたスポーツ志向のモデルをH6に担わせ、より若い世代へのアピールを積極的におこなっていく狙いがあると見られます。
正式発表の時期は不明ですが、工信部に情報が掲載されるということは、そのモデルが登場間近の状態であることを指します。
筆者は年内、早ければ2022年11月に開催予定の広州モーターショーで発表されるのではないかと予想します。