「カローラ」から「ハリアー」までイッキに「変わった!?」 トヨタ最新車一斉採用の「全面カラー液晶メーター」とは

2022年9月末から10月初旬にかけて、トヨタの主要3モデル「ハリアー」「カローラ」「RAV4」が相次いで一部改良を実施しています。その際、全モデルで共通して「メーター」が大幅に刷新されていました。

全面液晶カラーメーターは4つのテイスト、3つのレイアウトが可能に

 トヨタは2022年9月26日に「ハリアー」、10月3日に「カローラ」、そして10月4日に「RAV4」と、主要モデルの一部改良を相次いで実施しました。そして各モデルに共通する新装備のひとつが「メーター」です。
 
 これまでの針を使用する「アナログメーター」に代わり採用した「カラー液晶パネル」について紹介します。

トヨタ 新型「ハリアー」などに新採用された「12.3インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイ」の2つの表示例
トヨタ 新型「ハリアー」などに新採用された「12.3インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイ」の2つの表示例

 人気高級SUVのハリアーは、2020年に登場した現行型で4代目となります。

 2年ぶりの一部改良では、安全性能の機能向上に加え、プラグインハイブリッドシステムを搭載した新ラインナップ「ハリアー PHEV」が追加されたことが大きなニュースです。

 トヨタを代表する大衆車ブランドのカローラは、ハッチバックが2018年6月に先行してフルモデルチェンジ。次いでセダンとステーションワゴン(カローラツーリング)が2019年9月に新型になっています。

 パワートレインのラインナップを変更し1.5リッターエンジンを新搭載するなど、デビュー以来3年から4年ぶりの大規模なマイナーチェンジとなりました。

 RAV4は2019年の4月にフルモデルチェンジして以来、3年半が経過したタイミングでの一部改良。

 独立モデルだったプラグインハイブリッド車「RAV4 PHV」が統合されRAV4のいちラインナップとなったほか、外装のオフロードイメージを大幅に強化した特別仕様車「Adventure“OFFROAD package II”」を新設定しています。

 そして3モデル共通の改良点が「12.3インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイ」の新採用でした。

 これまでの、針の回転動作を指標とするアナログメーターからバージョンアップし全面液晶のカラーディスプレイ化したことで、イッキに先進イメージが高まった印象です。

 パネルのデザインは、「Casual(カジュアル)」「Smart(スマート)」「Tough(タフ)」「Sporty(スポーティ)」の4つのテイスト、さらに3つのレイアウトが用意され、好みに合わせて表示を変えられます。

 そしてメーター中央部に情報を集約して表示する「マルチインフォメーションディスプレイ」は、同時に複数の情報を表示できるように、左/中央/右の3種類を表示するよう変更されています。

 トヨタの公式Webサイトで確認すると、基本レイアウトは3モデルで共通化されているようですが、高級モデルのハリアーだけは、速度などを表示するメーター周囲の「メーターリングをサテンメッキ調とし、デザイン性を高めました」と紹介しています。

 今後この12.3インチTFTカラーメーターがさらに他モデルにも拡大採用されるのか、注目されるところです。

※ ※ ※

 なお12.3インチTFTカラーメーターの採用とあわせ、3つの人気モデルに共通する改良として挙げられるのが、コネクティッドナビ対応ディスプレイオーディオの改良です。

 ディスプレイオーディオは、大画面ディスプレイと、スマートフォン連携や、コネクティッド機能との連携を前提とした機能を盛り込み、さらにオプションでナビゲーションシステムを追加することができるものです。

 トヨタでは、現行型カローラ発表時に初めて設定されたもので、その後各モデルへと展開されています。

 新型ハリアーは、一部改良前と同様の大画面12.3インチディスプレイですが、仕様を向上。

 新型カローラは、8インチのディスプレイオーディオに加え、10.5インチのディスプレイオーディオPlus(車載ナビ機能付)を新設定。従来の最大9インチディスプレイに対し大型化が図られました。

 そして新型RAV4も同様に、従来の最大9インチディスプレイオーディオ(2020年の一部改良時追加設定)から、10.5インチの大画面へ拡大しています。

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1件のコメント

  1. 情報が多すぎるから使いにくい。

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