軽自動車に“うっかり”軽油!? 相次ぐ「セルフ給油トラブル」給油時に注意したいポイントとは?

自身でガソリンの給油が可能な「セルフ式給油」は便利ですが、一方でトラブルも発生しているといいます。

セルフ給油でトラブル相次ぐ!?

 ガソリンスタンドにはスタッフが給油してくれるフルサービス式と、自身で給油するセルフ式があります。
 
 セルフ式は24時間営業が多いことから利用しているユーザーも多いかもしれません。
 
 一方、自身で気軽に給油できることから、トラブルも発生しており、セルフ給油は気をつける必要があります。

トラブル多発!? セルフ給油時に気をつけたいポイントとは(画像はイメージ)
トラブル多発!? セルフ給油時に気をつけたいポイントとは(画像はイメージ)

 ガソリンスタンドでは給油ノズルは3種類が並んでおり、ガソリンの種類ごとにノズルの色が異なります。

 給油ノズルやホースの色は、赤が「レギュラー」、黄色が「ハイオク」、緑が「軽油」となっており、車種ごとに適合する燃料が決まっています。

 このため自身の決められた種類の油種を給油する必要がありますが、仮に入れ間違えてしまうと、故障の原因となります。

 たとえば軽自動車に「軽油」を入れてしまったという事例を聞くことがありますが、ガソリンスタンド大手のエネオスでも、軽自動車に軽油を入れてトラブルになる事例が急増しているとして、公式ウェブサイトでは以下のように呼びかけています。

「最近、セルフ給油でお客様の誤認識により軽自動車に軽油を入れてトラブルになる事例が急増しているとの報道がありました。

 ガソリン車に軽油を入れて走行すると、白煙が上がりエンストするなど事故につながる場合がありますので、軽自動車には軽油を給油しないよう、くれぐれもご注意ください」

 このように、適合しない油種を入れてしまったことにより、走行不能になったり、最悪の場合はエンジンが壊れてしまう可能性もあるため、注意が必要です。

※ ※ ※

 ユーザー側の給油ミス以外に、最近ではガソリンタンクに水が入ってしまうというトラブルの発生も。

 2022年8月には新潟市のガソリンスタンドで販売していたレギュラーガソリンの一部に水分が混入していたことが明らかとなっています。

 給油した10台でエンジンが停止するなどの不具合が判明しているとしており、はっきりとした原因はわかっていないものの、配管に亀裂が入り、雨水が混入した可能性があるとされています。

 では実際にガソリンに雨が混入した場合、どのように対応するのが良いのでしょうか。これについて、首都圏のガソリンスタンドスタッフは以下のように話します。

「ガソリンの中に水が入ると不都合が出る可能性があります。

 やはり油と水なのでエンジンの調子が悪くなり、燃料がよく燃えなくなり走りにくくなるなどの影響を及ぼす可能性が考えられます。

 そのため、一度整備工場でガソリンを一回抜いてもらって新しいガソリンを入れたり、ロードサービスなどで相談してみるのが良いと思います」

 給油で雨が入り込んでしまうなど少量であれば大きな不具合に影響するとは考えにくいといえます。

 しかし、水が大量に混入してしまった場合など、状況によっては走行不能や故障の原因となる可能性もあるため、注意が必要です。

 気づかないうちに水が混入していると、急に車が動かなくなったり、エンジンが故障してしまったりするリスクもあるため、給油口を開ける際には雨や水が入らないように気をつけましょう。

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