まるでEV!? 日産新型「エクストレイル」世界初のターボ+e-POWERが滑らかでパワフル!【試乗記】

乗り心地は… SUVとしては余裕で合格!

 新型エクストレイルの車体や足回りはどうか。これまたパワーユニットと同じく「静かで滑らか」を追求している。

日産新型「エクストレイル」
日産新型「エクストレイル」

 大きいポイントはふたつ。ハンドル切ったときに「何かいいね!」と感じるんじゃなかろうか。

 これはダブルピニオンというコストの掛かったステアリングシステムを採用しているためだ。自然にリニアな操作ができるようになるため、高速道路で真っ直ぐ走り、カーブもフラつかない。

 車体はサスペンションの取り付け部分の剛性をしっかり確保しているため、足回りが良く動く。

 100点かと聞かれたら「荒れた路面で多少ガタガタしますね」ながら、このクラスのSUVの乗り心地として評価したら超余裕の合格点を付けられる。

「ハンコック」という韓国製タイヤが標準装備になっているけれど、コストじゃなく性能で選んだという。最近メルセデス・ベンツもハンコックを装着しています。

※ ※ ※

 クルマ全体のイメージとして考えたら、新型エクストレイルは、同じクラスのトヨタ「RAV4」と「ハリアー」の中間くらいの「アウトドア風味」が興味深い。

 最大のライバルは共通プラットフォームを使う、広義で兄弟車となる三菱「アウトランダーPHEV」だと思う。PHEV補助金を使うと価格差なしに等しい。

 納車が2023年4月以降で良いなら(2022年度のPHEV補助金は終了)、新型エクストレイルとアウトランダーPHEVを乗り比べて迷ったら良いです。

日産・エクストレイル のカタログ情報を見る

【画像】四角いボディに原点回帰! タフギア×上質になった新型「エクストレイル」写真を見る(36枚)

「えっ!カッコいい!」 マツダの「スゴいSUV」登場! どこが良いの?

画像ギャラリー

Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー