無人のダンプがズンズン動く!? 「お分かりいただけるでしょうか」SNS投稿の“ICTダンプ”がスゴい
建設現場で動いているダンプに誰も人が乗っていなかったら……。そんなことも、ICT技術を活用した建設機械ならあり得ます。国土交通省 利根川水系砂防事務所が、遠隔操作で動くキャリアダンプの動画を公式SNSに投稿しました。
無人で動くキャリアダンプがスゴい!
工事現場でみかけるキャリアダンプ。大きな車体が動く様子は迫力があり“はたらくクルマ”としても人気があります。
そんなキャリアダンプが、無人でズンズン動く様子がSNSに投稿されました。
無人で動くキャリアダンプの動画をツイッター投稿したのは、国土交通省 利根川水系砂防事務所(@ktr_tonesabo)です。
動画には「お分かりいただけるでしょうか。キャリアダンプの操縦席は無人です」という投稿文が添えられています。
45秒ほどの長さの動画では、運転席に誰もいないキャリアダンプが動き、さらに上部フレームが180度回転する様子が収められています。
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国土交通省 利根川水系砂防事務所の担当者によると、前述の動画は2022年9月9日におこなわれた「無人化施工機械の操作講習会」で撮影されたといいます。
浅間山が噴火したときが想定され、建設機械オペレーターの無人化施工機械の操作練度を高めることで、応急対策工事の安全かつ円滑な施工を目指す目的で実施されました。
今回は3km離れた場所から建設機械の遠隔操縦がおこなわれ、内容として「遠隔操縦装置を装着したキャリアダンプによる走行操作訓練」のほかに「遠隔操縦装置を装着したICTバックホウによる土砂掘削作業」も含まれたといいます。
当日は、長野原町長と嬬恋村長も出席。長野原町長の操縦するキャリアダンプに、嬬恋村長の操縦するバックホウが土砂を積み込むという一幕もあったとツイッターで報告されました。
ICT化の波は、建設機械の操縦現場にも波及しつつあるといえます。
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