速度取締りのメッカ北海道で「固定式オービス」大量撤去! 背景に何が? 後継の新兵器はなんと「パトカー」?

北海道でこれまで稼働していたオービスのHシステムが、数を減らしています。すべて撤去されそうな勢いですが、どのような背景があるのでしょうか。

速度取締りの方法が新たなステージに移行中か?

 今、北海道のオービスがすべて撤去されそうな勢いで減っています。

 速度違反を自動で取り締まる装置、通称「オービス」は全国の幹線道路を中心に設置されていますが、特にその数が多かったのが北海道です。

 2010年代の北海道には70か所以上に固定式オービスがありましたが、現在は半分以下になっています。東京都や大阪府にもオービスは多く設置さていますが、そこまで減っていません。

 これは北海道に設置されているオービスの種類が、ほぼ、高速走行抑止システム(通称、Hシステム)と呼ばれているタイプだからです。北海道にはループコイル式のオービスが道央道に1か所設置されていますが、それ以外はすべてHシステムです。

 大阪の阪神高速には丸いアンテナのHシステムがありますが、北海道を含め他の地域のHシステムは四角いアンテナ(通称、ハンペン)が特徴です。オービスの2km、1km手前などに複数枚の予告看板が付けられています。ちなみに北海道の予告看板は黄色地に黒文字です。

 また、Hシステム直前に設置してある電光警告板でも簡易的に速度計測をされ、もしスピードを出しすぎていると「スピードおとせ」の文字が表示される優しさあふれる機能も備わっています。

 仮にこのオービスを光らせると赤く発光し、クルマのナンバーや運転手が撮影され、そのデータは警察へ伝送され、後日呼出状が届く仕組みです。

オービスの予告標識(画像:オービスガイド)
オービスの予告標識(画像:オービスガイド)

最近撤去されたポイント

 北海道内すべてのオービスは毎年現地調査をしていますが、今年(2022年)は7月に行いました。結果、2021年から2022年にかけ撤去が確認できたのは、下記の場所となります。

○苫小牧市 国道36号南行き
○芦別市 国道38号(芦別国道)北行き
○興部町 国道238号(オホーツクライン)北西行き
○紋別市 国道273号(渚滑国道)北東行き
○湧別町 国道238号(オホーツクライン)南東行き
○湧別町 国道242号(置戸国道)北行き
○釧路市 国道240号(まりも国道)両方向
○豊頃町 国道38号(十勝国道)両方向
○新得町 国道38号(十勝国道)両方向

 さらに未確認ですが、8月以降に撤去情報をいただいた場所です。

○遠別町 国道232号(オロロンライン)北行き
○北見市 国道39号(北見国道)西行き
○津別町 国道240号(釧北国道)北行き
○別海町 国道243号(パイロット国道)両方向

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3件のコメント

  1. 一般道ではプラス10キロくらいまでに抑えればパトカー、覆面、白バイには目をつけられにくくしかもオービスには引っ掛からない
    プラスで走ってる車を煽るドライバーは捕まりやすく免許はブルー確定

    • 制限速度は+1キロオーバーから違反!徹底して欲しい+10からバンバン捕まえてほしい
      オービスも10オーバーから光らすべき!
      ルールは絶対

  2. 北広島のオービスはまだ使われてるんですかね?

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