街中を「戦車が走る!?」なぜ? 「信号も待ちます。戦車も公道を走ります!」 異様な光景が見られるワケとは

普段街中ではあまり見かける機会のない「戦車」。実は一部の地域では戦車が公道を走っている光景が見られます。

地元民には見慣れた光景!? 戦車が街中を走る様子とは

 千歳市の「C経路」を通る際には10km/hという速度制限もあります。交通の流れを阻害してしまいますので、車列の先頭には戦車が来ることを予告する先導車が走り、最後尾にはこの先に戦車が走っていることを知らせる後衛車も付きます。

 戦車の操縦手は視界が限られますので、車長と装填手が砲塔身を乗り出しながら前後左右の状況を常に確認します。

 交差点などの要所には誘導と安全管理の隊員が立ち、旋回するときには履帯のゴムブロックの摩擦で横断歩道などの白い塗面が汚損することを防ぐため、路面に水を入れたポリタンクで横断歩道や停止線にひんぱんに水を撒きます。

 この水も駐屯地から大型トラックでわざわざ運んできたもので、剥離したゴムブロック片を丁寧に手作業で回収。全と周囲の環境に大変に気を使っていることが分かります。

 時速10km/hとはいえ、重さ50トンの鋼鉄の塊が通過すれば地面から地響きが伝わってくる大迫力ですが、地元では日常風景のようで戦車が信号待ちしていても、コンビニの脇を通っても特に驚く様子もありません。

 待ち構えるマニアや、たまたま遭遇した観光客が驚いてカメラを向ける位です。

 低速の車列ですが渋滞を起こすわけでもなく、一般車が車列に混じったり戦車を追い越したりするのも慣れたものです。さすがに戦車を煽るようなツワモノも居ないようです。

一般車に混じって信号待ちする73式装甲車。塗面を保護する散水作業が続く。(画像:月刊PANZER編集部撮影)
一般車に混じって信号待ちする73式装甲車。塗面を保護する散水作業が続く。(画像:月刊PANZER編集部撮影)

 一方装輪式の16式機動戦闘車は装軌式よりはずっと制約が少なく、エンジンをかけたらトラックと同じようにすぐに駐屯地から公道に出られます。

 こちらは基本的に安全管理の要員も事前に配置はされず、この臨機即応性が戦車とは違うメリットです。

 ちなみに宮城県大和町でも2018(平成30)年まで大和駐屯地から王城寺演習場まで戦車が公道を移動する告知が出されていましたが、2019(平成31)年に74式戦車を装備する第6戦車大隊が廃止され、第22即応機動連隊の16式機動戦闘車に更新されてから告知されることはなくなりました。

 戦車と機動戦闘車は似て非なるもので、走破性と公道走行の制約という真逆の特性をもっています。

 有事には戦車もそんなに行儀よく走ってはいられないでしょうが、戦車といえども縦横無尽に走れるわけではないです。

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