なぜ「ETCカード」は毎回抜く必要ある? とくに夏場は忘れちゃいけない理由とは

夏場にETCカードや車載器の故障を防ぐにはどうしたらいい?

 ETCカードやETC車載器を、猛暑による劣化や故障から守るにはどうしたらよいのでしょうか。

 前出の担当者は、対策方法について次のように話しています。

「ETCカードについては、熱の対策をするというよりも、毎回忘れずに抜き取ることに尽きます。

 ETCカードの抜き忘れをなくすために、カードを毎回財布にしまうなど、習慣化していくことを意識していってもらえればと思います」

 ETCカードは車内に置いておくことは推奨されず、一般財団法人ITSサービス高度化機構が運営する「ETC総合情報ポータブルサイト」でも、「ETCカードはクルマを降りる際に必ず抜き取ってください」と明記されています。

 これは、故障だけでなく盗難のリスクも考慮された話となり、とあるクレジットカードカード会社の担当者は、「ETCカードを車内に置くことが習慣化しているなかで、盗難被害にあった場合には利用者側の『重大な過失』にあたる可能性もあり、補填対象外と扱われる可能性もあります」と話しています。

高温により熱収縮でETCカードに埋め込まれたICチップと電極の接合部が壊れてしまうこともある
高温により熱収縮でETCカードに埋め込まれたICチップと電極の接合部が壊れてしまうこともある

 一方でETC車載器を猛暑による故障から守るためにはどうすれば良いのでしょうか。

 前述のように車載器は設置場所を十分考慮することが大切です。

 フロントガラスやダッシュボードに設置するのではなく、運転席足元、コンソールボックスやグローブボックスのなかなどが望ましいといえます。

 これは、直射日光を避け、熱がたまりにくい場所ということに加えて、人目に付きづらい場所ということからという理由が挙げられます。

 また、このような背景もあり、新車の純正ETC車載器はそのような場所に設置されています。

※ ※ ※

 ETCカードが故障した場合には、基本的に再発行が必要です。

 しかし、再発行となると手間も掛かり、場合によっては手数料が生じることもあります。

 そうならないためにもETCカード、は忘れずに抜き取る習慣をつけましょう。

【画像】どこに「車載器」設置するべき? クルマ好きなら欲しい「ETCカード」があった! 写真でチェック(15枚)

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