雨の日の事故率は4倍増!? 「自分は大丈夫」と過信しないで! 台風&ゲリラ豪雨で注意すべきコトは?

台風やゲリラ豪雨で気をつけたいのが「浸水・冠水」…自分は大丈夫と思ってない?

 台風が接近しているときに道路の冠水によるクルマの浸水や強風による横転などの危険性があります。

 道路の冠水は、河川の増水や海の高潮、高波以外にも、集中豪雨により排水能力を超えた場合、地下道でも起こる可能性があります。

 また、台風の大雨により地盤がゆるみ、山肌の崩壊や土石流などが発生する危険性もあるので、山や崖のそばを避けるのが望ましいです。

 事前に公表されている「冠水路マップ」や「ハザードマップ」などを確認して、危険な場所がある場合には迂回をするようにしましょう。

 また、強風時には横転の危険も考えられます。

 橋の上や海岸沿いなど「風を遮るものがない場所」や、トンネルの出口など「横風が強く吹き抜ける場所」のほかに、ビルの谷間や山間部などの「風が狭いところに流れ込みやすい場所」では、片手ではなく両手でハンドルを持って運転することでハンドルが取られないようにします。

アンダーパス以外でも道路が冠水することがある。このような場合には慎重な運転が求められる
アンダーパス以外でも道路が冠水することがある。このような場合には慎重な運転が求められる

 また、万が一にクルマが浸水・冠水してしまったら、エンジンをかけて移動することはしてはいけません。

 ほとんどのクルマは、タイヤが浸かる程度の浸水では問題がありませんが、マフラーの排気口やバンパー下部まで浸水している場合には、水が車内に侵入して何かしらの影響が出る場合があります。

 エンジンの吸気系に水が入ってしまった状態では、エンジンをかけてしまうとエンジン自体が壊れてしまう可能性も考えられ、水が引いた後でもエンジンをかけるのは止めてロードサービスなどに連絡して処置してもらうのが望ましいです。

 過去に浸水被害のクルマを修理した経験を持つ自動車整備士は次のように話しています。

「クルマが浸水場合には、すぐに付き合いのある販売店や整備工場に入庫させてください。浸水具合によっては部品交換でなんとかなる可能性もあります。

 ただし、冠水したクルマは基本的に元に戻すのは難しいといえ、状況にもよりますが保険会社から全損扱いになることもあるようです。

 そのため、目の前に大きな水たまりなどがあれば、極力避けることが一番の対策だといえます。

 浸水被害に遭われた人の話では『目の前の道路が冠水していると分かっているのにも関わらず、自分は大丈夫という気持ちで進入した』という話も聞きます」

※ ※ ※

 台風やゲリラ豪雨では、晴天時よりも安全運転が求められます。運転最中に危険を感じた場合には安全な場所に避難することも覚えておきましょう。

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