レースで使うツルツルの「スリックタイヤ」で公道を走れる? タイヤの溝「あり/なし」違いは一体ナニ?
タイヤは意外と高額! なるべく長持ちさせたい!
クルマが走行するうえで重要なタイヤは、車検時の溝残量が必須項目になり、4本のうち1本でも溝が1.6mm以下になると車検は不合格になり、その場合タイヤ交換が必要となります。
タイヤは意外と高価な商品なので、なるべく長持ちさせたいものです。タイヤの寿命を延ばすためにはどのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。
簡単にできるのは、空気圧を1か月に1回点検することです。
タイヤは空気を通過させる特性があり、そのため時間がたつと空気圧が下がってしまいます。
空気圧が減少したタイヤで走行すると、バーストや偏摩耗、燃費悪化などにつながることから、定期的な空気圧チェックが必要です。
空気圧はエアゲージを使って測定することができ、空気圧が下がっていたらガソリンスタンドなどで空気を補充できます。
また、タイヤローテーションもタイヤを長持ちさせるためには有効です。
タイヤは前輪が操舵を担当するので、後輪よりも摩耗しやすくなります。そこで、前後のタイヤを入れ替える(ローテーション)ことで、タイヤを均等に使用することができます。
ほかにも、タイヤの光沢を出すために洗車後にタイヤワックスを塗る人もいると思いますが、これにはゴムを保護する効果も期待できます。
ただし、頻繁に塗りすぎるとタイヤのゴムに含まれる劣化防止剤がなくなってしまうので、使用頻度に関しては注意が必要です。
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モータースポーツでも、雨が降ると各マシンが一斉にピットインして、スリックタイヤから溝があるレインタイヤに履き替える光景を目にします。
雨で路面が濡れた状態で走行するうえで、タイヤの溝がいかに重要かがわかるでしょう。
タイヤは路面とクルマをつなぐ唯一の部品で、その接点はタイヤ1本あたりハガキ1枚分とわずかな面積でしかありません。
日頃からタイヤの状態をチェックして、安全に走行できるように心がけましょう。
なお、ミニバンや貨物車など背の高いクルマは横風の影響を受けやすく、走行中に絶えず車体が揺れている状態となり、その影響で横溝の消耗が予想以上に早く進む傾向があります。
背の高いクルマは、定期的に横溝のチェックもおこなうことをお勧めします。
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