ランクル4年、ジムニー1年! SUVの納期が遅れる「半導体不足だけじゃない」根本的な原因

新車の納期が遅れており、とくにSUVの人気モデルは半年以上かかっています。原因は半導体不足といわれていますが、ほかにも理由があるようです。

人気SUVの納期は軒並み6か月以上!?

 ここ数年の傾向として、新車の納期が延びています。これまでは契約してから納車されるまで、在庫車でなくても1か月から1か月半ほどで済むことが多かったのですが、今は2か月でも短い部類に入ります。

 新車の納期について販売店に問い合わせると、「半年かかる車種が増えています」という返答が目立ちます。

納車まで4年かかるといわれているトヨタ新型「ランドクルーザー」
納車まで4年かかるといわれているトヨタ新型「ランドクルーザー」

 納期が遅れる理由について、一般の報道では「半導体の不足」が挙げられていますが、自動車メーカーの開発者からは別の事情も聞かれます。

「半導体はクルマのエアコンなどにも幅広く使われ、供給量が不足すれば、車両全体の納期を延ばします。それは事実ですが、納期遅延の理由は、半導体の不足だけではありません。

 ワイヤーハーネス(電気信号を伝える電線など)や塗料、樹脂製品、複数の装備を組み合わせた各種のユニットなども不足しているのですが、新型コロナウイルス感染拡大による上海のロックダウン(都市封鎖)なども納期に影響を与えています。

 納期が遅れる背景にはさまざまな事情が絡んでいて、単純なものではありません」

 納期遅延の状況を見ると、クルマのカテゴリーによる違いもあります。軽自動車は、6か月以上に達する車種もありますが、2か月から4か月で納車できるものも多いです。逆にSUVには長めの車種が多いです。

 SUVの納期について販売店に聞いたところ、次のような状況でした(2022年5月上旬時点)。

●トヨタ
 ライズハイブリッド:8か月
 ヤリスクロス:6か月以上
 カローラクロスハイブリッド:10か月
 ランドクルーザー:4年以上

●ホンダ
 ヴェゼルe:HEV:6か月以上(PLaYは受注を停止中)

●スズキ
 ジムニー:1年以上

 主力のSUVの納期は軒並み6か月以上となっています。そして販売店に尋ねると、納期遅延の事情が車種によって異なることが分かりました。

 トヨタの販売店は次のようにいいます。

「ライズはハイブリッドを追加したことで売れ行きが増えて納期も長くなりました。

 ヤリスクロスやカローラクロスは、半導体などの影響が大きいですが、ランドクルーザーは発売直後から納期が不明でした」

 また、ランドクルーザーの納期について開発者は、「ランドクルーザーは、海外向けの商品です。販売される地域としては、中東諸国が圧倒的に多く、しかも新型は人気が高いために日本への供給台数が減ってしまいました」と説明。

 つまり半導体の不足以前に、需要に対して国内市場への供給台数が少なく、納期が短期間で延びたのです。ランドクルーザーの納期を遅延させる原因は、需要を大幅に下まわる生産計画にあったというわけです。

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コメント

2件のコメント

  1. 前にどこかで似たような記事を見た気がする…
    渡辺陽一郎名物のコピペ記事か?

  2. 日本に軽自動車がある弊害です。日本のマーケットを必要以上に小さくしてしまっている。このままでは日本では軽自動車以外は買えなくなってしまう。日本に回って来るのはモデル末期。売り上げの少ないところが冷遇されるのは当然。折角1億人以上の人口があるのに。