バッテリー上がりやエコノミー症候群に注意 クルマ避難生活のポイント

熊本地震による救援依頼の内容を踏まえ、JAFがクルマでの避難生活時に気を付けたいポイントをまとめました。

4日間で700件を超える救援依頼

 JAF(日本自動車連盟)九州本部は2016年4月19日(火)、熊本地震の影響によるロードサービス件数と、クルマでの避難生活における注意点を発表しました。

 これによると地震の影響による依頼は熊本県で701件、大分県で4件。故障内容別にみると、多い順に「バッテリー上がり」が177件、「パンク」が136件、「鍵の閉じ込み」が89件でした(件数は4月15日~18日の速報値)。「クルマに避難したとき、テレビで情報収集をしていてバッテリーが上がった」「ガレキを避けて走行したが、知らない間にタイヤにクギが刺さってパンクした」などの事例もあったといいます。

 これを受けJAFは、クルマでの避難生活時に気を付けたいポイントとして4点を挙げました。

 1点目はバッテリーが上がりやすくなるため、電装品は消費電力に注意して使うこと。2点目はタイヤをこまめにチェックすること。ガレキの破片などでパンクが発生していることから、タイヤに「異物が刺さっていないか」「ヒビはないか」目視でチェックするよう注意を促しています。

 3点目はガス欠を防ぐため、燃料メーターをこまめにチェックすること。4点目はエコノミークラス症候群に用心すること。長時間、同じ姿勢で過ごすと足の静脈に血栓(血のかたまり)ができてしまい、時に命の危険に関わると説明。歩いたり膝の曲げ伸ばしをするなど、運動を適宜するよう心がけるというものです。

 JAFは以上の注意ポイントを「クルマのトラブル防止にお役立てください」としています。

【了】
提供:乗りものニュース

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