いまこそ付けるぞドライブレコーダー! でもいろいろ種類が多すぎて分からない! 目的に合ったドラレコの種類とは?

もはやクルマの必需品ともなりつつあるドライブレコーダー、そろそろ自分のクルマにもいよいよ付けないと…でも種類がいろいろありすぎて分からない…というひとも多いのでは。いまドラレコはどんな種類のものが販売されているか、それぞれのメリットとデメリットを合わせて紹介します。

ドラレコが欲しい!でも、いったいどれを選べばいい?

 クルマの道路上でのトラブル、あおり運転、事故の際など、いざというときにその瞬間を撮影できる「ドライブレコーダー」はいまやクルマの必需品となりつつあります。

 カー用品店やインターネットでは実にさまざまなタイプが販売されていますが、どんな種類がラインナップされているのでしょうか。

最近のドラレコは種類が多すぎて何を選べばいいか分からない!?(画像はイメージです)
最近のドラレコは種類が多すぎて何を選べばいいか分からない!?(画像はイメージです)

●前方1カメラタイプ

 もっともシンプルで、入門的なドライブレコーダーの種類になります。

 クルマのフロントガラスに装着するタイプで、前方ドライバー目線と同じ視野で録画・撮影をおこないます。

 メリットは前方のみの装着ということで、製品価格が比較的割安で抑えられていることです。

 また製品の価格だけでなく、電源の確保などが比較的容易で、装着工賃も割安であり、自らDIYで装着するハードルも低めなのがポイントです。

 ただ後方の映像などは記録ができないため、例えば事故や煽り運転に遭遇した場合は、対象の車両が前方にいた場合でしか撮影/録画できないデメリットがあります。

 またひとつの本体に表裏ふたつのカメラがそれぞれ装着され、前方と室内を同時に撮影できるタイプも用意されています。

●前方・後方2カメラタイプ

 現在ドライブレコーダーの販売シェアで大部分を占めるのが、前方・後方2カメラタイプです。

 ふたつのカメラが前方・後方を同時に録画・撮影をおこなうことで、事故やあおり運転に遭遇した場合、よりその時どのような状況であったかを分かりやすく記録してくれます。

 デメリットはカメラがふたつになることで製品価格がやや高くなる点と、とくにリアカメラ装着の際の配線の引き回しで内張りを剥がす必要があるなど、店舗での装着工賃が割高になる点です。

 また、大型のミニバンなどでは配線の長さが足りずリアガラスの装着したい場所まで届かない可能性もあるので、特にDIYで装着に挑戦する場合には、長めの配線が同封されている製品かどうかを確認し選ぶ必要があります。

 またボディ形状がセダンやクーペ、オープンカーなどのクルマの場合は、リアガラスから距離が遠かったり角度が合わなかったり、装着できない場合もあるため、リアのバックカメラに録画機能を備えたタイプのドライブレコーダーを選択する方法もあります。

 その場合、前方のカメラと比較してリアカメラの方が画素数が下回る場合が多く前後の映像で画質に差がある点、また装着場所によっては後方遠方が撮影しづらい場合がある点に考慮が必要です。

●360度カメラタイプ

 ひとつのカメラで全方位撮影が可能なのが「360度」タイプと呼ばれるドライブレコーダーです。

 このタイプのドライブレコーダーのメリットは、文字通り周囲360度が撮影可能で、ドライブレコーダーのなかでは唯一、前方・後方だけでなく側方の映像が撮れることから、より周囲の交通状況の把握が容易になることです。

 また本体がひとつのみということで、1カメラタイプと同じく取り付けのハードルが低く、工賃もお手頃でDIY装着もおすすめです。

 デメリットとしては、周辺360度の撮影可能ですが、装着場所によっては本体より下の周辺を撮影するということから

 クルマのボディ形状や装着場所によっては前方の上部が見切れたり(信号機などが映らない場合がある)、後方は窓越しの撮影となりナンバー読み取りなどが難しい点、

 室内も常時撮影されることに抵抗があるひとには向かない、本体の価格が1カメラタイプと比較すると高価である点などが挙げられます。

●ルームミラー型タイプ

 昨今増えてきているのが、ルームミラー型のドライブレコーダーです。

 クルマに装着されているルームミラーを外して装着、またはそのまま上から被せて装着するタイプがそれぞれ存在しています。

 メリットは最近新車装着されるようになってきたデジタルルームミラーのように使用できることで、いざというときだけでなく日常的に機能の恩恵に預かれる点、

 そのままルームミラー上の液晶パネルで操作/設定することが可能な点、視界の邪魔になりづらい点というのがポイントです。

 デメリットとしては、デジタルルームミラーに関しては慣れが必要な点(鏡として普段使用することもできる)、また製品自体が比較的高価な価格帯になっている点が挙げられます。

※ ※ ※

 カー用品店やインターネットでは、非常に多くさまざまなタイプのドライブレコーダーが各メーカーから販売されています。

 まずはどんなクルマに装着をするのか、どのような目的で装着するかでドライブレコーダーのタイプを決めて、どの製品を買う/買い替えるかを検討してみてください。

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