「お礼なんて必要ない」小学生が車に “お辞儀” 警察指導に賛否絶えず!? 「日本らしくて良い」の声も
千葉県四街道市でおこなわれた警察の横断歩道の指導について、ネット上で賛否の意見が飛び交っています。
横断歩道で小学生がクルマに“お辞儀!?” 指導方法に批判の声続出!
クルマと歩行者の交通事故は、7割ほどが道路を歩行者が横断中に発生するケースが多いとされており、近年横断歩道に関する交通マナー違反が問題になっています。
このため全国の警察署では、横断歩道での正しい交通ルールを周知する取り組みが各地でおこなわれています。なかでも千葉県四街道市でおこなわれた取り組みについて、賛否の意見が飛び交っています。
千葉県四街道市では、地元の警察官が小学生に横断歩道の正しい渡り方について指導。
指導のなかでは、横断歩道での一時停止をしたクルマにお礼をする取り組みについて、マスメディアで報じられました。
これは入学式後の新1年生が実際の横断歩道を使って、警察官の「止まってくれたクルマの運転手さんにお辞儀をします」という掛け声とともに、お辞儀をおこなうというものです。
この取組みは、あくまで双方の思いやりを持つことで意識変化に期待が込められているといいますが、ネット上では賛否両論の意見が飛び交っています。
SNSでは「礼儀は強要するものではないでしょ」「手を挙げるのは意思表示で必要だけど、お辞儀はランドセルを背負った子供にこんなことをさせるべきではない」「こんな深々頭下げる必要ある?」「義務なんだから感謝する必要なんてない」など否定的な意見が多く見られます。
その一方で、「譲り合う気持ちは教育のひとつ!日本人として良い習慣だと思う」「日本らしくて良い」という肯定的な意見も。
なかには「道を譲ることが当たり前ならお礼しなくても良いのはどうかな」「これに否定的な人って、飲食店で『ごちそうさまを言うのはお金を払ってるから必要無い』と言う人と同じ人種な気がする」と、否定的な意見に反論する声も見られています。
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横断歩道や自転車横断帯が設置されている場所では、クルマは横断する人や自転車がいないことが明らかな場合のほかは、その手前で停止できるように減速して進まなければなりません。
また、歩行者が横断していたり、横断しようとしていたりする時は一時停止し、その通行を妨げてはいけないと道路交通法第38条に規定されています。
その一方で歩行者側も横断歩道を渡る際はドライバーへの意思表示が手を挙げるなどが大切です。
交通事故にならないように、双方が思いやりを持った行動を心がけたいものです。
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