「脱乗り物酔い」掲げたホンダ新型「ステップワゴン」なぜ開発? 秘密の「家族ごっこ」試乗とは
乗り物酔いしにくい設計を目指して開発されたホンダ新型「ステップワゴン」。どんな工夫が施されたのでしょうか?
開発にあたり「家族ごっこ」試乗会を実施
ホンダは2022年4月8日に公式YouTubeチャンネルを更新、新型「ステップワゴン」の開発ストーリーを紹介する動画を公開しました。
新型ステップワゴンの開発メンバーたちが、経緯やクルマに乗車した人が乗り物酔いしないようにするために施した技術について語っています。
今回アップされた動画では、開発メンバーのなかに乗り物酔いしやすい体質を持つ人がいたことを紹介。
家族像をロールプレイした「家族ごっこ」テストコース試乗会でも後ろの席で気持ち悪くなってしまったことが、チームとして酔いにくいクルマを開発しようとなったきっかけになったといいます。
また酔いにくいクルマの開発手法として、乗り心地(揺れ)の改善と並行して、人の視界と運動感覚についても研究。結果、乗り物酔いしにくい車体設計になったと語られています。
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新型ステップワゴンは、「AIR(エアー)」、「SPADA(スパーダ)」というふたつの外観タイプを設定。
外観はどちらもボックススタイルで、車内から外を見ても水平感を感じられるウインドウデザインとなっています。こうしたデザイン上の工夫も、乗り物酔い軽減に役立っているようです。
2タイプのうちエアーは、外観・内装ともにクリーンでシンプルなデザインをテーマにまとめられたタイプ。
外観は清潔感を強調したコーディネートを採用したほか、細いメッキモールをさりげなく配したことで、上質感も演出。どのような場面にも似合う、ノイズレスなデザインです。
内装は、明るく温かみのあるグレー内装と落ち着いたブラック内装の2種類を設定しました。
エアロ仕様のスパーダは「力強い存在感」「伸びやかなシルエット」「品格ある佇まい」がテーマで、エアーに対して全長が30mm延長されています。
精悍な印象のフロントグリルに加え、各種メタルパーツを配置したことで上質感や力強さを表現したほか、内装はダークトーンカラーを採用し、ルーフまでブラックとすることで統一感を演出しています。
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